2026年W杯で日本代表のエースストライカーに? スペインで経験を積む長身FWの成長に期待

原の活躍は見られるか photo/Getty Images

今後の代表入りもあるか

11月から開催される2022年のFIFAワールドカップ。開幕まで約2ヵ月となり、9月の2試合と直前試合を残した森保ジャパンは最終調整に入っている。

そんな中で今回は招集外となったものの、スペインで奮起し次なる大舞台に向けて成長を続けているストライカーが原大智だ。今季アラベスへ復帰したFWは、スペイン2部で戦っている。

FC東京のアカデミー出身でJ3では2019年に19得点を挙げて得点王にも輝いた原は、2021年2月にNKイストラ1961(クロアチア)に完全移籍し、欧州への扉を開く。するとその年の夏にはスペインのアラベスへと加入してラ・リーガでのキャリアをスタートさせた。しかしアラベスでは出場機会に恵まれず、加入してすぐにシント・トロイデンへと期限付き移籍を果たした。
ベルギーでの挑戦は原をより飛躍させた。加入から初ゴールまでは2ヵ月がかかったものの、191cmという自身の特長を生かしてベルギーでチームトップの8ゴールをマーク。空中戦の強さを遺憾なく発揮してスペインへと復帰する。

するとチームは2部に戦いを移した今季、開幕からベンチ入りを果たすと第3節のイビザ戦でスペインデビューを遂げ、第5節ルーゴ戦では途中出場で1点ビハインドから同点ゴール決めて逆転勝利に貢献。スペイン『MARCA』でも「(今季はアラベスで)とてもうまくいっている」と自信を見せた。

高さという圧倒的なアジリティは、今後も原だけでなく日本代表を助ける武器になるだろう。23歳と若いながら日本代表では1つ年上の上田綺世が代表に選出されるなど、悔しさはあるだろう。ここからスペインでも得点力を発揮して自身の価値を高めていきたい。そして日本代表でも輝く姿を見せられれば、2026年のエースとして君臨することも十分にあり得るだろう。

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