「セレッソは攻撃のタレントファクトリー」 香川、南野に続く逸材・北野颯太はもう世界に見つかった

セレッソ大阪でインパクト残す北野 photo/Getty Images

セレッソから続々と出てくる一流アタッカー

海外から見れば、セレッソ大阪は次々と興味深い若手アタッカーを輩出する特別なクラブに映るのではないだろうか。

最大の衝撃は香川真司であり、ドルトムントでのブンデスリーガ連覇は今も伝説だ。狭いエリアでもボールを失わない圧倒的なテクニック、一瞬のキレで相手DFをかわす瞬発力、味方を生かすゲームビジョンなど、ドルトムント時代の香川は日本人最高傑作と言うべき活躍だった。

同時期にプレイしていた選手では、乾貴士もセレッソで本格ブレイクを果たしたテクニシャンだ。そこからドイツのボーフムへと移籍し、リーガ・エスパニョーラでも活躍。香川とはタイプが異なるが、歴代の日本人選手でもトップクラスのテクニックを持っていたのは間違いない。
さらに今夏リヴァプールからモナコへ移籍した南野拓実もセレッソ大阪組として早くから世界の注目を集めてきた。香川らと同じく2列目からゴール前へ顔を出して決定的な働きができる選手であり、今年のワールドカップでもかかる期待は大きい。

そしてもう一人。独『Sport1』が彼ら先輩たちに次ぐニュースター候補として取り上げたのが17歳のMF北野颯太だ。

すでに今季Jリーグでも10試合以上をこなしている若きアタッカーについて同メディアは、「日本の17歳のスーパータレントが香川の足跡をたどる準備をしている。北野は日本の新星と見られている」と特集。セレッソ大阪のことも「攻撃に関しては日本のタレントファクトリー」と表現しており、かなり早い段階から北野に注目が集まっている。

1対1で相手を突破できるテクニックに加えてパスの精度も評価されており、香川と重ねたくなるのも仕方がないか。攻守の切り替えに関してはまだ弱点もあると見られているようだが、いずれにしても楽しみな逸材であることは確かだ。

乾、香川、南野と長く海外で活躍してきた選手も多いが、北野は先輩たちに続くのか。すでに世界はその才能を見つけている。

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