鹿島に3-0と勝利した広島
サンフレッチェ広島はJ1第12節で鹿島アントラーズと対戦し、3-0と勝利する。首位撃破に大きく貢献したのは、長らく広島のウイングバックを支え豊富な運動量からの2ゴールを奪った柏好文だった。
今試合も左ウイングバックで先発出場した柏は、積極的に上下動を繰り返して左サイドを制圧。対峙する松村優太や常本佳吾を封じ込める。38分、前を向いたジュニオール・サントスから中央で満田誠がワンタッチで左にパスを出すと、フリーの柏がペナルティエリア内へと侵入して左足を振り抜き、ゴール右へと先制ゴールを決める。
さらに追加点を奪った広島は、79分にも藤井智也がカウンターで自ら運ぶと折り返しをサントスがシュート。これはクォン・スンテに阻まれるもこぼれ球を柏が詰めてこの日自身2得点目。3-0とし、試合を決定づける。
普段は運動量を武器にサイドを駆け上がって得点を創出する柏だが、今節は2得点の活躍でチームを勝利へと導いた。どちらも得点も後方から前線へと走り込み、決定機を窺った中で自らに来たチャンスを逃さなかった。今年で35歳となる柏だが、チームでの貢献度は非常に大きい。昨季2得点に終わった得点数を伸ばし、広島を勝利へと導けるか。