日本を襲う《バイエルン&バルサ組》 スペシャルな連携が完成するドイツとスペインを止める術はあるのか

ドイツは攻撃の中心がバイエルン組 photo/Getty Images

クラブで連携を構築できているのは大きい

日本代表はワールドカップ・カタール大会で同組となったドイツ代表、スペイン代表とどう戦えばいいだろうか。

両チームとも優勝を狙える強豪で、全ポジションに優秀な選手が揃う。加えて、両チームとも連携面に強みを持っている。

両チームの共通点として、クラブでも一緒にプレイ出来ている選手が多い点が挙げられる。ドイツの場合はバイエルンを指揮していたハンジ・フリックが代表監督に就任し、招集メンバーにも中盤でコンビを組むジョシュア・キミッヒ、レオン・ゴレツカ、ワイドな位置から仕掛けてくるセルジュ・ニャブリ、レロイ・サネ、ドイツ屈指の得点感覚を持つトーマス・ミュラーとバイエルン組が揃う。

ここにはクラブで培った阿吽の呼吸があるはずで、1つのクラブから多くの選手を招集できているのは他国にはない強みと言っていい。彼らがバイエルンと同じ機能性を発揮してきた場合、日本の守備陣が抑え込むのはかなり難しいだろう。

スペインも力を取り戻しつつある photo/Getty Images

とにかく猛攻を耐えるしかない

スペインも以前ほどではないが、最近はバルセロナで若手が育ってきている。ペドリ、ガビ、そこにベテランのセルヒオ・ブスケッツ、前線にはフェラン・トーレスと、代表監督ルイス・エンリケも本大会にバルセロナの選手を多く招集するだろう。怪我からの復帰が近づくアンス・ファティも代表入りするとなれば、このバルセロナ組の連携もかなり厄介だ。

最終ラインでは左サイドバックに同じくバルセロナからジョルディ・アルバも控えており、センターバックにはエリック・ガルシア、さらにはアイメリック・ラポルトやアンカーのロドリがマンチェスター・シティにてジョゼップ・グアルディオラの指導を受けているのは大きい。バルセロナ組との意思共有もしやすいはずで、これは日本にはない武器と言える。

EURO2008、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会、EURO2012を制した当時のスペインはバルセロナのサッカーをベースに、レアル・マドリードから優秀な選手をプラスするようなスタイルで戦っていた。徐々にそのスタイルに近づいているところもあり、それはバイエルン組が多いドイツも同じだ。

強豪であることに加え、連携面も優れた相手と戦う日本は彼らの攻撃をどう抑えるのか。かなり厳しい相手なのは間違いなく、何とか我慢強く粘るしかなさそうだ。

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