《624回》もプレミアでチャンスを作った男 ジェラードやランパードをも超えると評される司令塔の輝き

アーセナルとチェルシーでプレイしたセスク photo/Getty Images

チャンスメイク力なら21世紀No.1クラスか

スティーブン・ジェラード、ポール・スコールズ、フランク・ランパードは21世紀のプレミアリーグを代表する名MFとして何度も比較されてきた。

3名とも超ワールドクラスのセントラルMFではあったが、彼らにも負けぬ実力を誇っていたのがセスク・ファブレガスだ。

プレミアリーグではアーセナル、チェルシーでプレイしたセスクもまた、21世紀のプレミアを代表する名手なのは間違いない。
数字で見ると、2004-05シーズンから2014-15シーズンにかけてセスクはプレミアリーグで合計624回ものチャンスメイクを記録している。これは同期間では第4位の数字で、3位はスチュアート・ダウニング(687回)、2位がランパード(759回)、そして1位がジェラード(767回)となっており、やはりランパードとジェラードは特別だ(データは『Opta』より)。

しかしセスクは2011年から3シーズンはバルセロナでプレイしており、プレミアリーグを離れていた。つまりジェラードやランパードよりプレミアリーグでの試合数は少ないのだ。

1シーズン平均にすると、セスクはプレミアリーグで89回のチャンスメイクを記録していたことになる。これはジェラードの76.7回をも上回る。

チャンスメイクの部分ではセスクも21世紀のプレミアリーグで1、2を争う名手であり、その実力はもっと高く評価されるべきだろう。

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