札幌へと加入を決めた“浦和のエース” 恩師ミシャ監督の下で復活なるか

浦和で得点を量産した興梠 photo/Getty Images

背番号は23番に決まった

北海道コンサドーレ札幌へと期限付き移籍が決まった興梠慎三。浦和レッズを代表するストライカーだった彼が、新天地へ選んだ場所は、浦和時代の恩師が率いるJ1最北のクラブだった。新たなエースとしてチームを上位に導けるか。

2013年に鹿島アントラーズから浦和へと加入した興梠は、J1で加入前年から2020年まで9年連続で二桁得点を達成するなどゴールを量産する。最前線から起点となる興梠は、浦和のクラブ最多得点者にも輝いている。レッズサポーターも“浦和のエース”と認める男は、多くのゴールでスタジアムを沸かせてきた。

そんな興梠がゴールを量産していた2013年から2017年のシーズン途中まで浦和の指揮官だったのが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督だ。前年から浦和を率いていたものの、[3-4-2-1]のシステムを志向する中で、1トップが定まらなかった。そんなチームに大きくハマり、エースとして活躍したのが興梠だった。

そのミシャ監督が指揮する札幌に移籍することとなった興梠。昨季はリカルド・ロドリゲス監督を迎えた浦和で怪我の影響もあり出遅れると、コンディションを安定させることができず。J1ではPKでの1点のみに終わり、10年連続の二桁ゴールとはいかなかった。

札幌は昨季得点源の流出が目立ち、小柏剛を1トップに据えた。ミシャサッカーの構造をよく知る興梠が収まることができれば、スタイル構築もスムーズにいくだろう。小柏の成長にも良い影響をもたらすはずだ。4年半ぶりの再会となる恩師の下で、興梠の得点能力は復活するのだろうか。

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