三笘薫所属サン・ジロワーズが見せるサプライズ 45ゴールに関与する2人の強力なストライカー

得点を量産しているウンダヴとバンゼイル photo/Getty Images

総得点のほとんどに関与している

今季から日本代表のFW三笘薫が所属するロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズ。昨季2部を制して今季から1部で戦う昇格クラブなのだが、ここまで19試合を消化して14勝1分4敗で勝ち点43ポイントを獲得し、リーグ首位を走っている。直近のリーグ戦10戦で8勝2敗と強さを見せており、2位のクラブ・ブルージュが勝ち点39ポイントで追いかけてはいるが、彼らが調子を崩そうものなら、首位独走もあり得るだろう。

そんなサン・ジロワーズだが、攻撃力が魅力のチームだ。ここまで47ゴールと得点数はもちろんトップの数字であり、11月22日に行われたオーステンデ戦では7-1で勝利し、ゴールラッシュを見せている。

その中でも特に[3-5-2]の2トップを務めるFWデニス・ウンダヴとFWダンテ・バンゼイルのコンビが強力だ。両者ともに昨季からサン・ジロワーズでプレイしており、2部でも得点を量産していた。トップカテゴリーに昇格した今季もその勢いは衰えず、既に2人で27ゴールを記録。アシストも含めれば、19試合で45ゴールに関与していることになる。これはもちろん、ベルギーリーグではトップの数字であり、リーグレベルは異なるが、レアル・マドリードのカリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールの34ゴールに関与している記録を上回ることになる。

直近のズルテ・ワレヘム戦でも2人の片割れであるバンゼイルがゴールを決めて勝利に貢献している。このコンビは彼らだけでカウンターを成立させることができ、バンゼイルのゴールも相手のバックパスを拾ったウンダヴからバンゼイルにパスが送られ、先制点が決まっている。相手のミスからわずか数秒で得点が決まっており、連携面での成熟が見て取れる。

ベルギーで昇格組が見せているサプライズ。三笘もその中心選手としてプレイしており、このままいけばCL出場権獲得も夢ではないか。

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