彼を手放してはいけない アーセナルの攻撃を支え続ける“潤滑油的ストライカー”

今季も素晴らしいパフォーマンスを見せるラカゼット photo/Getty Images

契約更新を急ぎたい

プレミアリーグ第17節アーセナル対ウェストハムの一戦が行われ、2-0でホームチームであるガナーズの勝利となった。

今季はマンチェスター・シティやリヴァプールのような上位対決では結果を残せておらず、先日のマンチェスター・ユナイテッド戦でも2-3と惜敗している。上位勢との直接対決では不調だったトッテナムにしか勝てておらず、好調ハマーズに負けるようなことがあれば、今季もトップ4でのフィニッシュは厳しいかと思われたが、しっかり白星を挙げることができた。

その中でも前線で輝きを放ったのが、FWアレクサンドル・ラカゼットだ。

フランスのリヨンからやってきたラカゼット。加入後は毎シーズン二桁得点を記録するアーセナルの重要な得点源ではあるが、今季で契約が切れることもあり今夏の移籍市場では放出も噂されていた。

しかし、シーズンが始まってみれば頼りになるアタッカーとして前線で活躍している。ここまで7試合と先発は少ないが、彼がいるといないとでは攻撃の迫力が段違いだ。

ハマーズ戦は最前線のセンターフォワードで先発しており、自身の持つ強力なキープ力で攻撃を活性化させていた。後方からの配球を収められる選手であり、相手に押し込まれてもラカゼットがキープすることでアーセナルの最終ラインが押し上げることに成功しており、常に主導権を握って戦うことができていた。また、ゴール前でボールを待つだけでなく、各局面でパスワークに加わることで前線の攻撃を活性化させており、潤滑油的な役割もこなしている。PK失敗は残念だが、その得点以上の貢献度を見せてくれた。

今季も前線で大車輪の活躍を見せるベテランストライカー。契約満了でチームを去るのは残念であり、アーセナルは契約延長を急ぐべきか。

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