オーレ・グンナー・スールシャールを解任し、新たにラルフ・ラングニックを指揮官へ招聘したマンチェスター・ユナイテッド。
まだこの体制で成功を収められると確定したわけではないが、チームの方向性が定まってきているのは確かだ。
就任前から想定されていた通り、ラングニックは攻守両面におけるハードワークを求めている。
英『Squawka』によれば、今季マンUがプレミアリーグの戦いで20回以上のタックルを仕掛けたゲームは3試合しかなく、そのうちの2試合はラングニック体制でのノリッジ・シティ戦(21回)、クリスタル・パレス戦(24回)となっている。
どちらも1-0のスコアで勝利したが、リーグ戦にて2試合続けてクリーンシートを達成したのは今季初だ。最後にリーグ戦で続けてクリーンシートを達成したのは今年3月のウェストハム戦(1-0)、クリスタル・パレス戦(0-0)となっていたため、ひとまず守備面で結果が出たのはポジティブに捉えるべきだろう。
このスタイルが確立されれば、今後の移籍市場でも新戦力のターゲットを絞りやすくなってくるはず。
英『Daily Mail』は前線の補強候補としてレアル・ソシエダFWアレクサンダー・イサク、チェルシーFWティモ・ヴェルナーら大物の名前を挙げているが、どちらもスプリント出来るアタッカーだ。
今後のスケジュールもラングニックにとって悪いものではなく、ブレントフォード、ブライトン、ニューカッスル、バーンリー、ウォルバーハンプトンと格下相手の戦いが続く。次に厄介なカードは1月23日のウェストハム戦だろう。
ここまでにスタイルを浸透させ、勝ち点を稼いでおきたい。戦力的には最低でもトップ4フィニッシュすべきはずで、ラングニック体制でそのミッションが達成されるか楽しみだ。