“世界最高級CB”がようやく初W杯へ オランダなら最高レベルの3バックが組める

W杯出場決定を喜ぶファン・ダイク photo/Getty Images

守備の陣容は過去最強クラス

現世界最高級センターバックと言われてきた男は初のメジャートーナメントでも輝きを放てるだろうか。

2022年のワールドカップ・カタール大会にて期待されるのは、出場を決めたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクだ。

米『ESPN』もようやくファン・ダイクをメジャートーナメントで見られると注目しているが、ファン・ダイクはまだEUROもワールドカップも本大会を経験していない。
今夏のEURO2020は大怪我で離脱し、2018年のワールドカップ・ロシア大会は予選を突破できなかった。ファン・ダイクは2016年頃から代表の主力となっていたが、ロシア大会へ向けた欧州予選も怪我で数試合離脱している。オランダにとって痛い離脱だったのは間違いない。

そのファン・ダイクにいよいよチャンスだ。オランダにはインテルDFステファン・デ・フライ、ユヴェントスDFマタイス・デ・リフトと一線級のセンターバックが3枚も揃っており、彼らで3バックを構成することもできる。センターバックの実力ではカタール大会出場国の中で1、2を争うのではないか。

ウェズレイ ・スナイデルやロビン・ファン・ペルシー、アリエン・ロッベンらがいた頃に比べるとオランダの攻撃力はやや寂しく見えるが、守備陣の方は間違いなく以前より豪華だ。守備が安定すれば、優勝を狙うことも不可能ではないはず。

ファン・ダイクも30歳を迎えており、ワールドカップは来年が最初で最後になるかもしれない。世界最高級と言われてきたセンターバックがワールドカップ未経験で終わるわけにもいかない。近年悔しい思いをしてきたオランダ代表には、カタールの地で思い切り暴れてもらいたい。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ