既にコンパニを超えた? 怪物ルカクを止めた若きマンCのキャプテン

既にコンパニを超えたか photo/Getty Images

まだ24歳と若い選手だ

EURO2020やコパ・アメリカといった国際大会の影響か、開幕からパッとしなかったマンチェスター・シティ。相性が悪い相手ではあるが、いきなりトッテナムに黒星を喫すると、サウサンプトン相手にもまさかのスコアレスドロー。スロースターターなイメージのあるマンCだが、今季もその流れは変わらなかった。

このように良くない流れで迎えたプレミアリーグ第6節のチェルシー戦。ここまでの直接対決では3連敗しており苦手とする相手だったが、後半に決勝点を挙げて逃げ切りに成功。1-0で勝利し、勝ち点3を手にした。

ジャック・グリーリッシュが加入した前線が思った以上に機能した試合であったが、後方の堅さはチェルシーを上回ったか。

特にルベン・ディアスとアイメリック・ラポルトのセンターバックコンビは相手のロメル・ルカク、ティモ・ヴェルナーを封じ込めていた。

マンCが苦手とするカウンターにも体を寄せて対応。空中戦ではどちらかが競り合い、セカンドボールを回収していた。セットプレイではディアスが強さを発揮しており、チーム最多となる4回のクリアを記録。素早くボックス内からボールを回収し、ピンチを抜け出している。

英『Manchester Evening News』でもディアスを高く評価しており、24歳にしてクラブOBであるヴァンサン・コンパニに並んだと絶賛している。確かにこの試合ではキャプテンマークを巻くなどチームメイトからの信頼も得ており、リーダーシップの高さを証明している。終盤には危険な位置でルカクがボールを持つとプロフェッショナルファウルで止めており、そういった判断もできる素晴らしい選手だ。

欧州王者相手に白星を収めたマンC。新たなキャプテンであるディアスは既に欠かせない存在となっており、今後の活躍にも期待したい(データは『WhoScored.com』より)。

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