ケイヒルに代わる“新たな天敵”の出現? 日本代表はオーストラリアの若き10番に注意せよ

オーストラリア代表の中心人物であるフルスティッチ photo/Getty Images

サウジアラビア戦と共に非常に重要な一戦となる

現在行われているアジア最終予選。日本代表は中国代表に1-0で勝利し、ここまで1勝1敗とグループBの4位となっている。W杯にストレートインするには2位以内でフィニッシュする必要があり、10月に行われるオーストラリア戦が非常に重要になる。

オーストラリアはここまで中国、ベトナムと対戦。どちらも無失点で勝利しており、チーム状況としては悪くなさそうだ。

そんなオーストラリアの核となる人物はMFアルディン・フルスティッチか。25歳のフルスティッチは鎌田大地と同じくブンデスリーガのフランクフルトに所属しており、開幕から3試合に連続出場している。

中盤を本職とする選手で、代表クラブ共に[4-2-3-1]のダブルボランチとしてピッチに立っている。後方からの組み立てを行う場合は最終ラインまで下がってボールを配球しており、オーストラリアの攻撃はすべて彼から始まると言ってもいい。

左足からの正確なパスを武器としており、サイドチェンジを多用し攻撃を活性化させる厄介な選手だ。中国戦での得点シーンは彼の左足のクロスから生まれており、フルスティッチに自由にボールを持たせてはいけない。また、パスを供給するだけでなく、出した後に自ら動きボックス内に進入するパスアンドゴーの動きから攻撃に絡んでくる選手である。

オーストラリアと言えば天敵であるティム・ケイヒルが印象的だが、フルスティッチはそのケイヒル同様に危険な選手であることは間違いない。日本代表としては攻撃があまり機能しておらず、フルスティッチに好機を作らせないように前線からの積極的な守備が必要となる。

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