シーズン“31得点”の怪物FWに刮目せよ 来季プレミア得点王争いに加わる予感

今季はチャンピオンシップで得点を量産したトニー photo/Getty Images

今季チャンピオンシップで大暴れの25歳

2020-21シーズンはトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(23得点)が受賞することとなったプレミアリーグの得点王だが、はたして来季は誰がこの栄冠を獲得することとなるのか。まだシーズンは終わったばかりだが、ケインに移籍の噂も浮上しているだけに気になっている人もいるだろう。世界トップレベルにある同リーグでは毎年のように新たなスターが誕生することもあって、今からレースの行方が楽しみだ。

そんな来季のプレミア得点王争いを見るにあたって、ひとり注目しておきたい選手がいる。その選手とは、先日プレーオフで2021-22シーズンのプレミア昇格を決めたブレントフォードに所属するFWイヴァン・トニー(25)だ。

なぜ彼が注目に値するのか。その理由は、まさにトニーの得点力にある。実は同選手、今季のチャンピオンシップ(英2部)では45試合に出場してリーグ新記録となる31ゴール(10アシスト)を挙げているのだ。
いるべきところにいて、決めるべき時に決める。非常にシンプルだが、今季のトニーはそういった基本性能が他を圧倒していたと言っていい。この得点数がチャンピオンシップで記録されたものという点に懸念を抱く人も多いだろうが、今季昇格組のリーズ・ユナイテッドで活躍したFWパトリック・バンフォード(17ゴール、得点ランク4位タイ)がそのまま通用したことを見るに、トニーにもプレミアでの爆発は期待することができるだろう。

トニー自身に今夏移籍の可能性もあるが、現在その候補にはトッテナムやアーセナルといったクラブが浮上中と英『Daily Mail』が伝えている。所属クラブが変更されるとしても、来季彼がプレミアでプレイすることに変わりはないか。今季チャンピオンシップで暴れた25歳のストライカー。彼が加わる可能性が高い来季のプレミア得点王争いは、例年以上にハイレベルな戦いとなるかもしれない。

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