デ・ブライネ、B・フェルナンデスも届かない “38得点”に関与した超攻撃型MFの記憶

チェルシーで活躍したランパード photo/Getty Images

MFなのにリーグ戦22得点

近年は得点数とアシスト数の両方を二桁に乗せてくる攻撃的MFも多く、プレミアリーグではマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ、マンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデスといった選手たちが相手チームを恐怖に陥れている。

数字で見ると、今季フェルナンデスはリーグ戦で18得点11アシストを記録。MFながら29得点に深く関与していることになる。

デ・ブライネの場合は昨季の方が驚異的で、13得点20アシストを記録。手がつけられない状態となり、1人で33得点に関与してしまった。
他にも過去を振り返ればトッテナムMFデル・アリが2016-17シーズンに18得点9アシスト、ドルトムントでプレイしていたヘンリク・ムヒタリアンが2015-16シーズンにブンデスリーガで11得点20アシストを記録するなど、毎シーズンのように30得点近くに関与するMFが出てきている。

しかし、彼らをもってしても届かぬ存在がいる。21世紀以降で衝撃的だった攻撃的MFといえば、チェルシーで活躍していた元イングランド代表MFフランク・ランパードだ。

高精度のミドルシュートをはじめ様々な武器を備えていたランパードは、2009-10シーズンにリーグ戦で22得点16アシストと驚異的な数字を残している。

当時のチェルシーはカルロ・アンチェロッティに率いられた超攻撃軍団だったが、その中でランパードも大爆発。38得点に関与することになり、圧倒的な力でプレミアを制した。

現在のデ・ブライネやフェルナンデスもワールドクラスの実力者なのは間違いないが、さすがに当時のランパードを超えるのは難しいのか。得点に関与する力だけを見れば、ランパードは歴代でも1、2を争うMFと言っていいはずだ。

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