攻撃はイマイチでも、守備は一級品 アトレティコのカギを握るボールハンター

エルチェ戦で印象的なパフォーマンスを披露したコンドグビア photo/Getty Images

最終盤戦のキーマンとなるか

2020-21シーズン、リーガ ・エスパニューラで激しい優勝争いを繰り広げているアトレティコ・マドリード。序盤戦に醸し出していた独走ムードこそ消えてしまったが、今季の彼らが見せている戦いぶりは称賛に値するものと言っていいだろう。従来の堅守速攻だけに頼らない、ポゼッションのエッセンスも加えたサッカーを導入し、頂点へと近づく同クラブ。はたして、さらなる進化を果たしたスペインの赤白軍団は、2013-14シーズン以来となるリーガ制覇を達成することができるのか。

そんななか、優勝争い最終盤におけるキーマンとなりそうな選手がアトレティコに現れた。その選手とはMFジョフレイ・コンドグビア(28)だ。昨年11月にバレンシアから加入して以降、なかなか出番を掴むことができていなかった同選手。しかし、久しぶりの先発出場となった現地時間1日のリーガ第34節エルチェ戦で、この男は誰もが認めるパフォーマンスを披露した。

圧巻だったのは、元来の強みであるディフェンスの部分だ。この試合にボランチの一角として先発したコンドグビアは、持ち前のパワフルな守備でアトレティコの中盤を引き締める存在に。チーム2位となるタックル数3回を記録するなど、改めてボール奪取能力の高さを見せつけた。この試合では決勝点をアシストしたMFヤニック・カラスコの躍動も光ったが、彼に次いでコンドグビアを高く評価した人も多いはずだ。

この調子で守備の部分を引き締めることができるならば、コンドグビアはアトレティコの最終盤戦における重要人物となるだろう。なかでも、次節バルセロナ戦での活躍には期待がかかる。ブラウグラナ自慢の中盤パスワークを封じるため、彼のアグレッシブなディフェンス能力が役に立つ可能性は高い。奪った後の展開力にこそ課題が見えるものの、今季ここまでリーグトップのチーム得点数(77得点)を誇るバルセロナ相手に重視すべきは守備力だろう。そういった意味で、ディフェンス面に強みを持つコンドグビアはアトレティコ優勝の行方を左右する存在になると言えそうだ。

アトレティコの中盤に現れた28歳のボールハンター。これまではクローザーの役割を任されることも多かったが、コンドグビアはようやく赤白軍団のなかで大きな存在感を放ち始めている。

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