決定率“25.0%”の大砲こそ狙うべき マンUのCF問題解決へ新たな一手は

今季セビージャで好調のエン・ネシリ photo/Getty Images

カバーニ退団なら補強は必須

今夏マンチェスター・ユナイテッドが補強すべきポジションとして、かねてより話題にあがっているのがセンターフォワードだ。FWエディンソン・カバーニの去就が未だ不透明な同ポジション。退団となれば、代役探しは必須だろう。FWメイソン・グリーンウッドに任せる手もあるが、さすがにシーズンを通しては負担が大きすぎるか。

そんな、今夏もCF問題に悩まされる可能性が浮上しているマンU。そのなかで、同クラブが獲得に動くとされるのはドルトムントのFWアーリング・ハーランドやトッテナムのFWハリー・ケインとされる。だが、彼らのような世界的なビッグネームにこだわらずとも、マンUはこのCF問題を解決できるかもしれない。

英『Daily Mirror』によると、ハーランドやケインの獲得失敗に備えて、同クラブはセビージャに所属するユセフ・エン・ネシリ(23)も補強候補にリストアップしているという。ハーランドやケインほどのネームバリューはないが、彼もリーガ・エスパニョーラでしっかりと結果を出している実力者だ。今季はここまで、リーガで得点ランキング5位となる16ゴールを挙げている同選手。得点力は申し分ない。
加えて、そのプレイスタイルも今のマンUにはピッタリか。空中戦に強く、ゴール前の局面で勝負強いCFを探している赤い悪魔。そんななか、エン・ネシリはここまでリーガでプレイするFW中9位(79回)の空中戦勝利数を記録している。加えて、シュート決定率は15得点以上を記録している選手のなかで最も高い25.0%(シュート64本中16得点)をマーク。その数字は、優秀なストライカーが多いリーガでも際立っている(スタッツはデータサイト『WhoScored.com』より)。

すべてはカバーニの去就次第だが、リーガで暴れる23歳の点取り屋もマンUにとって見逃せない存在であることは間違いない。ハーランドやケインに執着しなくとも、赤い悪魔の求めるスペックを兼ね備えているエン・ネシリ。来季はモロッコ産のゴールハンターが、マンUのCF問題を解決してくれるかもしれない。

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