サラー、マネも封じた“宝石” ユーヴェが昨年獲得したもう1人の若手実力派DF

オシムヘンに対応するロメロ(右) photo/Getty Images

リヴァプール撃破にも貢献

やはりユヴェントスが目をつけたセンターバックの実力は本物だったのか。今季イタリアで急激に評価を伸ばしている若手DFがいる。

ユヴェントスからレンタルでアタランタに加わっている22歳のアルゼンチン人DFクリスティアン・ロメロだ。

ユヴェントスは2019年の夏にマタイス・デ・リフト、メリフ・デミラルと実力ある若手センターバック2枚を獲得しているが、当時ジェノアに所属していたロメロとも契約を結んでいた。2人に評価は及ばなくとも、ロメロも将来性ある期待の若手センターバックと認められていたのだ。
2019-20シーズンはそのままレンタルの形でジェノアに残り、今季からは2年契約でアタランタにレンタル移籍。そこでロメロの才能が開花し始めている。

アタランタではチャンピオンズリーグの戦いも経験できており、11月25日にはグループステージ第4節でリヴァプールを2-0で撃破。ロメロもフル出場で勝利に貢献したのだが、パフォーマンスは安定していた。

チーム最多となる10回のクリア回数に、3回の空中戦勝利を記録するなど、『Football Critic』もモハメド・サラーとサディオ・マネを沈黙させたアタランタの宝石とロメロのことを絶賛する。

さらに続く第5節のミッティラン戦は1-1のドローだったが、ロメロは空中戦勝利数15回、インターセプト8回など圧巻の数字を残している。特に16回挑んで15回勝利した空中戦の強さは見事だ。

セリエAの方でもここまでインターセプト数は全体2位となる31回を記録しており、アタランタで着実に伸びている。

今後デ・リフトやデミラルをも上回る評価を手に出来るかは分からないが、ユヴェントスでも戦えるだけの力をつけ始めている。トップクラブでプレイできる逸材のはずだが、アルゼンチン期待の若手センターバックはこのままワールドクラスの選手へと成長するか。

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