欧州最高峰の舞台であるチャンピオンズリーグで得点を挙げるのは簡単なことではないが、当たり前のようにネットを揺らしている若者がいる。
ドルトムントFWアーリング・ハーランドだ。
ハーランドは4日に行われたグループステージ第3節のクラブ・ブルージュ戦で2得点を記録し、チームの3-0勝利に貢献した。
ザルツブルク時代と合わせると、ハーランドのチャンピオンズリーグにおける成績は11試合出場で14得点だ。得点数が試合数を上回る状況が続いており、20歳とは思えぬ得点力だ。
この数字を過去のストライカーたちと比較してみると、その凄さが分かってくる。
マンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスで活躍した元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスはチャンピオンズリーグ通算46試合で13得点、同じくマンUでもプレイしたコロンビア代表FWラダメル・ファルカオは29試合で12得点、リヴァプールやレアル・マドリードでプレイした元イングランド代表FWマイケル・オーウェンは29試合で11得点と、いずれもチャンピオンズリーグではゴールを量産できていない。
彼らの数字をハーランドは11試合で超えてしまったことになる。おそらくこのペースは今後も続いていくはずで、将来的にはクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシ、ロベルト・レヴァンドフスキ級の点取り屋になっていくことだろう。
ドルトムントがこのまま勝ち進めば、今季の大会得点王を狙うことも不可能ではない。ハーランドはどこまで進化していくのか、数年後が楽しみだ。