得点ペースがとんでもない
元祖怪物ロナウド、クリスティアン・ヴィエリ、アドリアーノ、マウロ・イカルディ、サミュエル・エトー、ディエゴ・ミリートなど、インテルにはいつの時代もワールドクラスの点取り屋がいたものだ。
そこに新時代の怪物ストライカーも加えるべきだろう。現チームのエースであるロメル・ルカクが制御不能なモンスターとなってきている。
昨季からの勢いをそのまま維持しているルカクは、今季も開幕から全てのコンペティション合わせて6試合で7得点と大暴れ。ストライカーにとって難しいリーグとも言われるセリエAにおいて、毎試合のようにネットを揺らしているのだ。
通算の数字で見ると、ルカクはインテルで57試合41得点の成績を残している。1試合平均にすると0.72点となっており、伊『Sport Mediaset』はこの数字がロナウドやヴィエリ、ミリートをも上回るものだと伝えている。
もちろん歴代のストライカーたちとはプレイしたゲームの数も違うため、単純な比較は難しい。しかしながら、ここまでの得点ペースは素直に称賛すべきだろう。
アントニオ・コンテの下で巨人ストライカーは完全に覚醒し、誰もが認めるワールドクラスのストライカーとなった。
足りないのはインテルでのタイトルのみ。まずはスクデット、そしてチャンピオンズリーグ制覇へ。それを達成できれば、ミリートらと並ぶ歴代最高級ストライカーの称号を得られるだろう。