インテルの“荒削りなダイヤモンド”のさらなる進化 今季のルカクは「別人」

序盤戦からゴールを量産しているルカク photo/Getty Images

真のエースストライカーへ

インテルの指揮官を務めるアントニオ・コンテ監督が、チームの攻撃を牽引するベルギー代表FWロメル・ルカクについて言及している。

24日に行われたセリエA第5節で、ジェノアの本拠地へ乗りこんだインテル。前半から主導権を握り、何度か決定気を迎えるが、なかなかゴールを奪うことができず、ただただ時間が過ぎていく。そんなチームの窮地を救ったのがエースストライカーのロメル・ルカク。ニコロ・バレッラとのパス交換からエリア内へ侵入すると、相手DFを冷静に1人交わしてゴール左にシュートを突き刺し、均衡を破ったのだ。その後、インテルは1点を追加し、2-0で勝利。前節のミラノダービーの敗戦を見事に払拭して見せた。

ルカクはこのゴールで、今季公式戦7ゴール目をゲット(出場6試合)。好調を維持しているだけでなく、インテルにとって開幕戦となったフィオレンティーナ戦で貴重な同点ゴールを奪ったり、ベネヴェント戦で先制点と決勝点を奪ったりと、2年目の今季はさらなる進化を遂げ、より一層勝負強さが増したように思える。チャンピオンズリーグのボルシアMG戦でも、終盤に値千金の同点ゴールを決めていた。
伊『sky sport』のインタビューに応じたコンテも、昨季のルカクと今季のルカクは「別人」と感じているようだ。「ロメルは一年前とは全く別の選手だよ。私は常に言ってきた。彼は私が一緒に働きたいと思ってきた“荒削りなダイヤモンド”だとね。彼はいつだって努力している。ボールを受ける術や動き方、全てが改善されてきているのがわかるよ」と明かしている。

はたして、ルカクは真のエースストライカーとして指揮官の期待の応え、インテルに今季こそ悲願のスクデットをもたらすことができるのか。

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