開幕節から元気一杯
開幕から3試合で2勝1分とまずまずのスタートを切ったフランクフルトでは、やはりMF長谷部誠と鎌田大地の2人に日本のサッカーファンの視線が集中する。
鎌田は3日のホッフェンハイム戦で貴重な得点も記録しており、フランクフルトの日本人選手2人は元気だ。
しかし、他にも見ておきたい選手がいる。開幕から快調に飛ばしているのは、クリスティアーノ・ロナウドに憧れるFWアンドレ・シウバだ。
ポルトガルにてロナウド2世候補の1人として注目を集めてきたシウバは、ここまで3試合で2得点1アシストと絶好調だ。
昨季は年明けから急激に得点ペースを上げてリーグ戦12得点4アシストもの成績を残していたが、その勢いは今季開幕直後も変わっていない。今ではチームを前線から引っ張る存在だ。
そんなシウバが目指すのは、ポルトガル代表にてロナウドの相棒を務めることだ。現在アトレティコ・マドリードでプレイするFWジョアン・フェリックスが人気を高めてきたこともあり、シウバとしても結果を出さなければポジションが危険なのだ。
ブンデスリーガ公式によると、シウバもアイドルがロナウドであることを明かしている。1ヶ月前に行われたUEFAネーションズリーグのクロアチア代表戦では得点も記録しており、これを継続してアイドルの隣で来夏のEURO2020に臨むことが大きな目標となる。
「僕のアイドルはクリスティアーノさ。だって彼は僕の年齢の時にはマンチェスター・ユナイテッドにいて、ポルトガルのスターだったからね」
今の活躍を続ければ、憧れのスターとEURO2020でもポジション確保の道が見えてくるはずだ。
また昨季にはヘルタ・ベルリン戦で鎌田のスーパードリブルからのアシストでネットを揺らしたこともあり、シウバと鎌田のコンビネーションも上位進出へのカギとなる。
「ヘルタ戦でのゴールはアメイジングだった。ダイチのプレイはファンタスティックだったし、自分のフィニッシュも良かった」
シウバはこのように振り返っているが、今季も24歳の2人はチームを引っ張れるのか。フェリックスに負けじと代表でのポジション確保へ奮闘するシウバにも注目だ。