CLで勝つには実力者があと“3人”必要 マンUは現状に満足するべからず

今季プレミアを3位で終えたマンU photo/Getty Images

もう来季に目を向けよとクラブOB

2019-20シーズン序盤戦は最悪の船出とも言える時期を過ごしたが、後半に見せた怒涛の逆襲劇によりマンチェスター・ユナイテッドは最終的にプレミアリーグを3位でフィニッシュした。一時は14位にまで順位を落とすも、そこから見事な来季チャンピオンズリーグ出場権獲得。今から2020-21シーズンが待ちきれないファンも多いだろう。

しかし、彼らにはそんな希望のシーズンを迎える前にやることがある。来季予想されるハイレベルな戦いに向けての準備だ。今季後半戦に猛烈な追い上げを見せたとはいえ、それはリーグ戦が過密日程で集中的に開催されたことが大きい。1シーズンの長丁場を戦い抜くためには、さらなるスカッドの補強が必要だ。

そう主張するのはクラブOBのライアン・ギグス氏。同氏は来季CLの舞台に帰ってくる古巣に3名程度の実力者を補強すべしとアドバイスを送っている。英『THE Sun』が伝えた。
「今季終盤戦の追い上げは補強の観点から見ても非常に大きかったと思うよ。注目株の中にはCLに出場するクラブへ移籍したがる選手もいるからね。主力選手の引き止めにも一役買うと思うな。オーレはエキサイティングなチームを作ったと思うよ。だけど、彼らには少し選手が足りない。リーグ戦再開後はほぼ同じメンバーで日程をこなしていただろう。好調なだけに代えづらかったのかもしれないが、来季リーグとCLを戦うのならばスタメンレベルの実力者があと3人は欲しい。そうしなければ厳しい日程に挑戦するのは厳しいと思うよ」

今季オーレ・グンナー・スールシャール監督の目指す理想的なスカッドの土台は完成した印象があるだけに、あと何名かの実力者を加えてそれをパーフェクトな状態に仕上げたいマンU。はたして今夏、赤い悪魔は誰にアプローチをかけることとなるのだろうか。準備は万端にして、2020-21シーズンの開幕を迎えたいところだ。

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