積極的な若手育成路線を続ける近年のレアル・マドリードにおいて、1番最初に成果を出したのがブラジルの若手コンビだ。
フラメンゴからやってきたFWヴィニシウス・ジュニオールと、サントスからやってきたFWロドリゴ・ゴエス。この2人はすでにトップチームで一定の結果を残している。
ただし、2人揃って活躍した機会はほとんどない。スペイン『MARCA』も気にしているが、輝きを放つのはいつも1人だ。
例えば現在はヴィニシウスの方が出番を得る機会が多く、左サイドからの仕掛けは評価されている。得点部分に課題はあるものの、その突破力は十分にリーガ・エスパニョーラでも通用するレベルだ。
その一方で、ロドリゴの影は薄くなっている。今年2月に行われたマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでもロドリゴはベンチから外れており、代わりにヴィニシウスが先発してアシストを記録している。
逆の時期もあった。昨年11月にはチャンピオンズリーグ・グループステージのガラタサライ戦でロドリゴが圧巻のハットトリックを達成。得点力ではヴィニシウスを上回ることを証明してみせた。ゴール前での得点感覚ならばロドリゴの方が上と言っていいだろう。
そのガラタサライ戦ではヴィニシウスがベンチから外れ、10月から11月頃までは出番も少なくなっていた。両者ともにアップダウンの激しいシーズンを過ごしているのは何とも興味深い。
レアルにて2人揃って結果を残す日はいつのことになるのか。まだ序列は簡単に変わる段階だが、今の時点ではヴィニシウスが再び一歩リードといったところか。
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