ツィエク、ヴェルナーに負けるな チェルシー生え抜きの“若手FW2人”が正念場

肩を組むハドソン・オドイとエイブラハム photo/Getty Images

若手組は生き残れるか

アヤックスからMFハキム・ツィエク、ライプツィヒからFWティモ・ヴェルナーの獲得を決めるなど、チェルシーが積極的な動きを見せている。

レヴァークーゼンMFカイ・ハフェルツまで追いかけているとの話題もあり、今夏に攻撃陣が一新されるシナリオも捨てきれない。

この流れでプレッシャーを受けているのがチェルシーの若手組だ。今季はフランク・ランパードの下で若手が躍動したが、ヴェルナーとツィエクが加わることで前線の序列は変わってくる。
英『90min』は、FWタミー・エイブラハムとFWカラム・ハドソン・オドイにとってはここが正念場だと主張している。

エイブラハムは今季の得点源として奮闘したが、さすがに得点力はヴェルナーの方が上だろう。ランパードがヴェルナーを頂点に置くことを選べば、エイブラハムは2番手となる可能性が高い。

ハドソン・オドイが担当するウイングの位置も競争は激しい。レフティーのツィエクは右サイドを主戦場としており、左サイドにはクリスティアン・プリシッチもいる。実績では2人の方がハドソン・オドイを上回る。

だからこそ、今季終盤戦のパフォーマンスが重要となる。同メディアはエイブラハムとハドソン・オドイが結果を残せば、ランパードに別プランが生まれると主張している。

そのプランとは、ヴェルナーをウイングに配する[4-2-3-1]だ。ヴェルナーを左ウイング、ツィエクをトップ下に置くプランが採用されれば、センターフォワードと右ウイングの位置が空く。そうなればエイブラハムとハドソン・オドイにもチャンスが出てくるとの考えだ。

ハドソン・オドイの場合はそれでもプリシッチとの競争は避けられないが、ひとまず今季終盤戦に結果を残せば来季の状況は変わるはず。生え抜きの彼らは外からやってくる実力者たちと戦えるのか。意地の終盤戦スタートだ。

●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説」第2章。2010年代に入り、多くの日本人選手が欧州へ羽ばたいた時代へ。香川真司、長友佑都、本田圭佑、岡崎慎司、長谷部誠ほか……。欧州で足跡を残したサムライたちの偉業を豊富な写真とともに振り返ります!

こちらから無料でお読みいただけます。
http://www.magazinegate.com/theworld/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ