レアル・マドリードで新たな“ゴールデンタッグ”が完成する日は近いのか。FWカリム・ベンゼマとFWエデン・アザールのビッグネームコンビは、これまでアザールが負傷による試合欠場が多くなっていたこともあり連携面に不安が残っていた。しかし、ここにきてようやく2人の息が合い始めた。
そう主張するのは英『Squawka』だ。現地時間18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節バレンシア戦でスタメンに名を連ねたベンゼマとアザール。先制点の場面ではアザールがベンゼマのゴールをアシストする場面も見られ、お互いの距離感を掴み始めてきた印象がある。一連の動きにはジネディーヌ・ジダン監督も満足しているようで、試合後には「アザールとベンゼマのゴールは美しかった」とのコメントを残している。
そんな中で注目すべき1つのデータがある。同メディアによると、この試合でアザールがベンゼマに供給したパスは8本あり、これは9番に10本のパスを供給したMFトニ・クロースに次ぐ2位の数字だ。中央からサイドに流れるベンゼマ、サイドから中央に入るアザール。当初は互いのプレイエリアを邪魔する懸念もあった彼らだが、1年弱の時間が経過したことでそれぞれの特徴をようやく理解し始めたか。その連携は向上していると言っていいだろう。
クリスティアーノ・ロナウド退団以降のレアルはベンゼマの孤軍奮闘感が否めない時期もあったが、ここにきてフランス人FWは新たに“最高のパートナー”を見つけたのかもしれない。白い巨人で新たな“ゴールデンタッグ”が完成するのも時間の問題だろう。
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