彼こそ世界最高の左SBか バイエルンの新星、ブンデス再開初戦で驚きのスタッツ

U・ベルリン戦で安定感溢れるパフォーマンスを披露したA・デイビス photo/Getty Images 

攻守両面で抜群の存在感

バンクーバー・ホワイトキャップスでのプレイを経て、昨年1月にバイエルン・ミュンヘンに加わったDFアルフォンソ・デイビス(19歳)。加入当初は主にウイングFWとして起用されていたものの、昨年11月にバイエルンの監督に就任したハンス・ディーター・フリック氏のもとでは左サイドバックとして重宝されており、今や同クラブのレギュラーとして定着している。

新型コロナウイルスの蔓延により今季のブンデスリーガは3月13日より約2か月間の中断に追い込まれ、各選手のフィジカルコンディション低下が懸念されていたが、このバイエルンの新星DFはブンデスリーガ再開初戦で圧巻のパフォーマンスを披露した。英『squawka』は「デイビスこそ世界最高の左サイドバックか」と銘打った特集で、5月17日のブンデスリーガ第26節(ウニオン・ベルリン戦)における同選手のスタッツを紹介。同メディアによると、デイビスはこの試合の前半で33.83km/h、後半には前半よりも速い34.98km/hのスプリントを記録。前半21分すぎにはタイミング良く相手最終ラインの背後へ走り込み、左サイドから鋭いクロスを供給していたが、試合全体を通じて36回のスプリント(前半:20回、後半:16回)計上と、瞬発力の高さを終始見せつけていた。

また、デイビスはこの試合で両軍のフィールドプレイヤー中トップタイとなる、3本のキーパスを記録(味方のシュートに繋がったパス。データは英『whoscored.com』より)。味方のボールロスト時には快足を飛ばして素早く自陣左サイドのスペースを埋めるなど、攻守両面において安定感は抜群だった。各方面より将来を嘱望されているこのカナダ代表戦士が、今後どこまで成長できるかに注目したいところだ。

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