インテルが絶対に譲れない若きストライカー 「我々にとって財産」

バルセロナからの関心が伝えられているL・マルティネス photo/Getty Images

サネッティ氏がバルサを牽制

現在、バルセロナからの関心が伝えられている若きストライカーの去就はどうなるか。インテルファンとしては非常に気になるトピックの一つだろう。アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスのことだ。

2018年夏の移籍市場でインテルにやってきたL・マルティネス。加入初年度こそリーグ戦6ゴールとまずまずの成績だったが、イタリアの水に慣れた今季はいよいよブレイクの時を迎えた。ここまで記録している11ゴールは相棒のロメル・ルカクに次ぐチーム2位の得点数で、2019-20シーズンにセリエAで快進撃を見せるインテルの攻撃陣を牽引している。

そんな赤丸急上昇中のストライカーをビッグクラブがチェックし始めるのは当然の流れ。現在はバルセロナがウルグアイ代表FWルイス・スアレスの後継者として彼を狙っていると現地では報じられており、インテルは引き抜きの可能性に怯えていることだろう。同クラブの副会長を務めるハビエル・サネッティ氏もこれをかなり警戒しているようで、L・マルティネスの去就に関してコメントを発している。伊『LEGGO』が伝えた。
「私はラウタロがチームメイトとインテルで楽しくトレーニングを積む姿を目にしている。残留してくれることを願っているよ。彼は我々にとって財産だ。インテルで大きく成長したね。ラウタロを獲得できた時、ずっと動向を追っていた選手だから嬉しかったよ。彼はアルゼンチンで最も有望な選手だった。(ディエゴ・)ミリートも『素晴らしい未来が待っているかも知れない選手だ』と言っていたしね」

獲得した当時のことを懐かしみつつ、L・マルティネスが今後もインテルで活躍してくれることを願ったサネッティ氏。やっとことで確保しエース格にまで成長した期待の若手をすぐに引き抜かれてはたまったものではない。クラブ上層部も流出阻止に躍起となっているようだ。

インテルが全力で慰留に努めるL・マルティネスだが、はたしてこの若き逸材は来季以降もミラノで輝き続けることとなるのだろうか。22歳の動向には今後も注目だ。

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