“魔法使い”の称号は受け継がれる 絶賛止まぬラツィオ中盤のマエストロ

ラツィオの中盤を司るL・アルベルト photo/Getty Images

「まるで過去の私」

今季セリエAで快進撃を披露するラツィオにおける最重要人物は誰か。おそらく、多くの人が挙げるのはFWのチーロ・インモービレだろう。ここまでリーグトップの27得点を決めているエースは現在のラツィオになくてはならない存在だ。

しかし、そんなインモービレに極上のラストパスを供給する中盤のテクニシャンも忘れてはいけない。今季すでに13アシストを荒稼ぎしているMFルイス・アルベルトだ。

まさにボールアーティストといったテクニックで相手を出し抜くL・アルベルト。データサイト『Opta』よると、今季リーグ戦で彼がアタッキングサードにおいて通したパスはなんと261本にものぼっているという。もちろん、これはリーグ最高値だ。
そんなラツィオの“心臓”とも言えるL・アルベルトには、20年前のスクデットメンバーもメロメロのようだ。クラブOBのファン・セバスティアン・ベロン氏は、この司令塔と過去の自分の姿を重ね合わせているようだ。伊『Sky Sports』に対して、同氏は次のように語っている。

「ルイス・アルベルトについてどう思うかって? 私は彼のことが大好きなんだ。今季は素晴らしいシーズンを過ごしているね。彼のプレイスタイルは、まるで過去の私を見ているようだよ」

現役時代はその創造性豊かなプレイスタイルから“ブルヒータ(小さな魔法使い)”の異名をとったベロン氏。ラツィオの後輩にも自身と同じ匂いを感じ取ったか。同氏はこの背番号10が大変なお気に入りのようだ。

ベロン氏から最高級とも言える賛辞を送られたL・アルベルト。はたして、この27歳は先輩と同じようにラツィオをリーグ優勝へと導くことができるのか。新たな“魔法使い”がスクデットへの道を切り拓く。

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