ベイルを超えられないのか 白い巨人でインパクト薄まる19歳アタッカー

レアルのロドリゴ photo/Getty Images

前半戦は印象的だったが……

ここ最近のレアル・マドリードで興味深いのは、ウイングの起用法だ。

スペイン『MARCA』が注目しているのは、先月の9日に19歳の誕生日を迎えたばかりのFWロドリゴ・ゴエスだ。ロドリゴは今季よりチームに合流した選手で、昨年11月のチャンピオンズリーグ・ガラタサライ戦ではハットトリックを記録するなど爆発。

チームには同じブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールが先に所属していたが、序列でロドリゴが上回った時期もあった。ヴィニシウスより得点力が高く、右のウイングもこなせることが高く評価されたのだ。
中盤のフェデリコ・バルベルデとともに、序盤戦で波に乗れなかったレアルを変えた若手の1人としてロドリゴには大きな注目が集まった。ところが、バルベルデがポジションを固定したのに対してロドリゴの出番は徐々に減少。リーグ戦でも直近3試合は出番がない。

同メディアはガレス・ベイル、ルーカス・バスケスの2人が復帰したことで右ウイングの選択肢が広がったこともロドリゴに影響したと見ている。確かに2人ともレアルでの実績があり、ロドリゴよりも経験が豊富だ。しかし前半戦のパフォーマンスを考えると、彼らがロドリゴ以上の存在感を放てているのかは微妙なところだ。

左のウイングはエデン・アザールが復帰したため、今後はアザールが1番手となっていくはず。一方で右のウイングはまだ固定されたとは言えない状況だが、ロドリゴの出番はどうなっていくのか。ここまで全てのコンペティションで7得点を挙げているだけに、起用を望んでいるサポーターもいることだろう。

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