イングランド・プレミアリーグでは毎年のように将来有望な若手選手が台頭する。それはまだ10代も選手も例外ではなく、昨季はマンチェスター・シティのMFフィル・フォデンやチェルシーのFWカラム・ハドソン・オドイといったティーンエイジャーが出現。世界最高峰と言われるリーグを盛り上げた。
では、今季プレミアにおける10代選手の勢力図はどうなっているか。英『THE Sun』がティーンエイジャー限定でベストイレブンを作成しているのだが、そのメンバーは非常に豪華だ。すでに“ビッグ6”で結果を残している選手も多い。
GK
ベン・ウィンターボトム(リヴァプール/18歳)
DF
タリク・ランプティ(チェルシー/19歳)
エリック・ガルシア(マンチェスター・シティ/19歳)
ブランドン・ウィリアムズ(マンチェスター・ユナイテッド/19歳)
MF
マシュー・ロングスタッフ(ニューカッスル/19歳)
フィル・フォデン (マンチェスター・シティ/19歳)
カラム・ハドソン・オドイ(チェルシー/19歳)
ブカヨ・サカ(アーセナル/18歳)
FW
モイーズ・キーン(エヴァートン/19歳)
メイソン・グリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド/18歳)
ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル/18歳)
メンバーはこのようになっている。GKは今季未だプレミアで出場した選手がいないため、リヴァプールに所属するウィンターボトムが選出。最終ラインは先日チェルシーでトップチームデビューを飾ったランプティ、マンCで頭角を現したガルシア、マンUでのブレイクが期待されるウィリアムズの3名が並ぶ形に。守備陣はいずれも強豪クラブの未来を担うであろう逸材たちだ。
中盤はすでにお馴染みのフォデンやハドソン・オドイが順当に選出。ニューカッスルのマシュー・ロングスタッフは兄のシーンと共に将来のビッグクラブ行きに期待がかかる選手だ。そして、この中でも今季躍動しているのがアーセナルのブカヨ・サカ。ミケル・アルテタ新監督の下で左SBにも挑戦している18歳は、豊富な運動量と1対1の強さでアーセナルの救世主となれる可能性を秘めている。ポテンシャルは無限大と言えるだろう。
最後に前線。こちらは名前を知っている人も多いはずだ。昨夏ユヴェントスから鳴り物入りでエヴァートンにやってきたキーン、マンUファンの期待を一身に背負う“両利き”グリーンウッド、そしてアーセナルで大爆発中しているマルティネッリの3名。キーンこそ足踏みしている感は否めないが、他2名はもはや主力と言っても差し支えないだろう。彼らならば、プレミアという枠組みを外しても11名に名を連ねることが可能なはずだ。
こうしてみると、プレミアで躍動している10代選手はかなり多いことが見て取れる。ひと昔前であれば、この年代の選手はまだ育成年代と言っても過言ではなかっただろう。将来サッカー界を背負って立つであろう11名の逸材。イングランドで“ティーンエイジャー旋風”が巻き起こる予感だ。
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