マンUのスピードキングは意外な男 “時速37km”記録した小さな戦士

マンUの中盤で奮闘するフレッジ photo/Getty Images

ラッシュフォード、ジェイムズをも超える

今季のマンチェスター・ユナイテッドで最も速かった男は誰か。多くの人が想像するのはFWマーカス・ラッシュフォードやFWダニエル・ジェイムズやといった快速を売りとする前線の選手だろう。

しかし、2019-20シーズンのプレミアリーグ前半戦において、マンUで最高時速を記録したのはこの2人のスピードスターではない。英『Manchester Evening News』が紹介したデータを見てみると、“最速王”に君臨しているのはMFフレッジだ。このブラジル人は第17節のエヴァートン戦で最高時速37.29km/hを記録。敏捷性に優れた選手ではあるが、彼がラッシュフォードやジェイムズをも凌駕していたとは驚くべき事実と言えるだろう。

加えて、フレッジのスピードがいかに圧倒的だったかも見て取れる。2位にランクインしたのは第3節クリスタル・パレス戦でラッシュフォードが記録した36.32km/h。フレッジは唯一の37km/h越えを達成しており、ラッシュフォードとの差は1km/h近い。
2018年夏にオールド・トラッフォードに到着して以来、なかなか出場機会を掴めなかったフレッジだが最近はパフォーマンスが安定。出場機会を確保できるようになったからこそ、勝負どころで圧巻のスピードを披露できるようになったか。今回の“最高王”は、彼のメンタル面にも大きく関係しているかもしれない。身長は169cmと、サッカー選手としては小柄ながらも奮闘するフレッジ。マンUの中盤には、爆速の“小さな戦士”がいる。

マンUの最高時速ランキングTOP10は以下の通り

1位 フレッジ(時速37.29km/エヴァートン戦)

2位 マーカス・ラッシュフォード(時速36.32km/クリスタル・パレス戦)

3位 マーカス・ラッシュフォード(時速36.15km/ブライトン戦)

4位 ダニエル・ジェイムズ(時速35.70km/シェフィールド・ユナイテッド戦)

5位 マーカス・ラッシュフォード(時速35.53km/アーセナル戦)

6位 ダニエル・ジェイムズ(時速35.08km/アストン・ヴィラ戦)

7位 ダニエル・ジェイムズ(時速35.04km/レスター・シティ戦)

8位 ジェシー・リンガード(時速34.43km/マンチェスター・シティ戦)

9位 マーカス・ラッシュフォード(時速34.39km/トッテナム戦)

10位 ダニエル・ジェイムズ(時速34.24km/サウサンプトン戦)

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