負傷により新天地デビューが遅れたユヴェントスのウェールズ代表MFアーロン・ラムジー。出遅れこそしたものの、セリエA第4節ヴェローナ戦でデビューを飾った彼はいきなりゴールを挙げ、続く第5節でも上々のプレイを披露した。この28歳は早くもトリノのファンの心を鷲掴みにしている。
そんなラムジーのプレイには指揮官も感銘を受けたようだ。英『The Sun』によると、この2戦でウェールズ代表MFが披露したパフォーマンスを気に入ったマウリツィオ・サッリ監督は、次戦以降も[4-3-1-2]のフォーメーションを継続して使用する可能性があるという。同監督の頭の中には、引き続きラムジーに攻撃の中心を任せたい考えがあるようだ。
サッリ監督の基本戦術といえば、[4-3-3]のフォーメーションが有名。チェルシー時代には、そのフォーメーションや選手の並びを頑なに変更しなかったことも有名だ。そんな“頑固者”とも言える指揮官に戦術の変更をさせるまでの活躍を見せているラムジー。もちろんその他の要因もあるのだろうが、彼の活躍がこの“変化”の大きな理由の一つになっていることは間違いない。
ユヴェントスの中盤は運動量豊富なブレイズ・マテュイディやテクニックのあるアドリアン・ラビオなどがおり、チームでも屈指の激戦区となっている。はたして今後、その中でラムジーは絶対的な地位を築くことができるのか。次戦からはフルタイムでの稼働も期待される。28歳は持ち味を存分に活かし、レギュラーの座を確固たるものにしたいところだ。
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