今夏にFWニコラ・ペペ、MFダニ・セバージョスら実力者を加えたアーセナルでは、ベストイレブンの選択が難しくなっているのではないだろうか。特に中盤には実力者が揃っており、どの11人がベストなのか判断が難しい。
そこで英『Football London』は、現アーセナル最強のイレブンを決めようといった企画を組んでいる。まずは最終ラインからだ。
GKはベルント・レノで変わりなく、サイドバックも右にエクトル・ベジェリン、左に新戦力キーラン・ティアニーと予想通りだ。ベジェリンは負傷離脱しているが、復帰すればスタメンに戻るだろう。センターバックはソクラティス・パパスタソプーロスと新戦力ダビド・ルイスのコンビで問題ないが、ロブ・ホールディングも戻ってくる。昨季はホールディングも安定していただけに、スタメンに割って入っても不思議はない。
問題は中盤からだ。まず同メディアは、アンタッチャブルな存在として急成長の20歳MFマッテオ・グエンドウジを挙げている。グエンドウジは今季のトッテナム戦でも攻守両面で見事な働きを披露しており、ウナイ・エメリもかなり信頼しているように見える。グエンドウジの起用は絶対だろう。
さらに同メディアはサポーターから何かと批判を浴びるグラニト・ジャカもエメリから信頼されていると分析している。不用意なプレイも目につくものの、リーダーの1人として評価されているのだ。ジャカ、グエンドウジの2人が中盤で頻繁に起用されることになるとの読みだ。
問題は中盤の残り1枠だ。同メディアは[4-3-3]のシステムに当てはめているため、アンカーのジャカ、インサイドハーフのグエンドウジを固定すると残るイスは1つとなる。ここをルーカス・トレイラ、ジョー・ウィロック、メスト・エジル、セバージョスの4人で争う構図となる。
残念ながらこの4人とのバトルとなれば、若いウィロックは候補から外れるだろう。問題は攻守両面でハードにファイトできるトレイラを選ぶのか、創造性をプラスできるエジルorセバージョスを選ぶのか。開幕からのパフォーマンスを考えると、セバージョスが一歩リードといったところか。エジルでも今のセバージョスに勝つのは難しいかもしれない。
最後に前線だが、ここはペペ、オバメヤン、ラカゼットの3トップと決まっている。ここが現アーセナル最大のストロングポイントであり、この3トップは不動の存在だ。中盤の構成をどうするかは議論の対象となるだろうが、サポーターはどんなベストイレブンを望むのか。
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