スペイン代表の守護神といえば、昨年のロシアワールドカップでもゴールを守ったマンチェスター・ユナイテッド所属のダビド・デ・ヘアが思い浮かぶ。ワールドカップでのパフォーマンスは批判も浴びたが、デ・ヘアは現代の世界トップ10には入るとされる優秀なGKだ。反応速度や経験値など、スペイン代表にとってデ・ヘアの存在は大きい。
しかし、今デ・ヘアは少しばかり難しい状況にある。スペイン代表はルイス・エンリケに代わってロベルト・モレノが指揮しているが、モレノはデ・ヘアではなくチェルシーでプレイするGKケパ・アリサバラガをスタメンに選択しているのだ。
前指揮官のエンリケは今年3月に個人的な理由からチームを離れており、6月のフェロー諸島戦とスウェーデン戦のEURO2020予選2試合でもモレノがチームを指揮している。この3試合でゴールを任されたのはアリサバラガで、デ・ヘアはベンチだった。
スペイン『Cadena SER』によると、モレノは自身の構想の中に3人のGKがいると明かしている。競争をさせながらEURO2020本選へ向けて戦っていく考えなのだろう。
「私のGKはデ・ヘア、ケパ、ローマのパウ・ロペスだ。私は競争を好んでいる。ケパがデ・ヘアの前を行くということではないし、パウの前も行っていない」
3人とも強豪クラブに所属しており、代表の守護神を務めるだけの能力はある。デ・ヘアにとっては少々難しいスタートかもしれないが、1番手の座を手にできるだろうか。マンUでのパフォーマンスがカギを握っているのは間違いない。
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