今年の明治安田生命J1リーグ22試合消化時点で、9勝2分け11敗の11位につけている湘南ベルマーレ。直近のリーグ戦5試合で4勝1敗と成績が上向いている同クラブには、特筆すべきデータがある。
同クラブは今季のリーグ戦で31得点を挙げているが、そのうち12ゴールが76分(後半31分)以降に挙げたもの。これは今季J1リーグに属している全18クラブ中トップの数値だ。
1試合あたりのボール支配率が42.3%と、J1全18クラブ中3番目に低い数値を今季のリーグ戦で記録している湘南だが(データサイト『Sofa Score』より)、曺貴裁監督のもとで磨き上げたハイプレスからのショートカウンターは健在。前半に2点のリードを奪われ、DF杉岡大暉のゴールネットに突き刺さったシュートがノーゴールとみなされた第12節の浦和戦でも劇的な逆転勝利を挙げたほか(47分と79分に菊地俊介、後半アディショナルタイムに山根視来が得点)、試合終盤でリードしていても攻撃に惜しみなく人数をかけて追加点を狙いにいくスタイルを貫くなど、粘り強くエキサイティングなサッカーで観客を魅了し続けている。17日にサガン鳥栖とのリーグ戦を控えているが、曺監督不在という難局のなかで持ち前のハードワークを披露できるだろうか。
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