「彼らは私の話に耳を貸さない」
2018-19シーズン、思うようなパフォーマンスを披露することができなかったアーセナルのMFメスト・エジル。35試合の出場で6ゴール3アシストという結果は、彼本来の実力を考えれば物足りない。これを受けて、エジルは今夏退団の可能性も報じられている。
そんな中、アーセナルはエジルを早急に売却して、新たなタレントを獲得すべきと唱えるOBがいる。現在アヤックスのディレクターを務めているマルク・オーフェルマルス氏だ。英『Football London』によると、同氏は悩める天才の代役としてアヤックスのMFハキム・ツィエクを古巣にオススメしている。
「私はハキムの周囲がいまだに静かであることに驚いているよ。彼のプレイは年々良くなっていて、スタッツも優秀だ。多くのクラブが彼に注目している。ハキムはエジルより優秀な選手だと私は思うよ。アーセナルは早めに彼を売ってしまえば、その半額でハキムを手に入れることができるはずだ。でも、彼らは私の話に耳を貸さない。だから、彼はアヤックスでのプレイを続けているのかもしれないね」
2018-19シーズン、公式戦49試合で21ゴール24アシストを記録したこの26歳を獲得できれば、たしかにアーセナルの戦力は増強するはず。しかし、同クラブからしてみればエジルの売却がうまく進んでないのも事実だ。英『Daily Mail』は先日、高給取りである彼にはいまだ獲得に名乗りを上げるクラブがないと報道している。エジルを売ろうと思っても売れないこの状況で、新たな選手に手を出すのは気が引けるだろう。
はたして、今夏アーセナルがツィエクを迎え入れることはあるのか。すべては天才司令塔の去就次第となりそうだ。