昨年11月に現役を引退した“オランダの天才”、ラファエル・ファン・デル・ファールト氏が第2の人生をスタートさせた。
ファン・デル・ファールト氏はオランダの名門アヤックスの下部組織出身で、2000年4月に17歳ながらトップチームデビュー。その後、ハンブルガーやレアル・マドリード、トッテナムといった欧州の名門クラブでプレイした。代表でも2001年10月にオランダ代表デビューを果たすと、通算109キャップを記録。欧州選手権に3度、ワールドカップに2度出場するなど、長きにわたりチームを牽引してきた。2010年の南アフリカW杯では5試合に出場し、準優勝に貢献している。2016年からは戦いの舞台をデンマークへ移し、昨年8月からはエスビャウでプレイしていたが、2018年をもって現役生活に終止符を打っていた。
そんなファン・デル・ファールト氏が再び輝きを放っている。ただ、活躍の場はサッカー界ではなくダーツ界だった。米『ESPN』など複数のメディアによると、同氏は引退後に『British Darts Organisation(BDO)』へ加入し、プロダーツ選手へと転向。今月4日に行われたデンマークオープンでプロデビューを果たしたのだ。2回戦で敗退してしまったものの、デビュー戦となった1回戦では見事勝利を収めたという。
サッカーキャリアでは、華麗なテクニックや精度の高いキックで多くのファンを魅了してきたファン・デル・ファールト氏。第2の人生となるダーツ界でも、正確なショットで見るものを虜にすることができるのか。
参照元:本人Instagram