バルサに現れた信頼できる”カンテラMF”! 21歳が黄金の中盤に挑戦状だ

バルセロナのアレニャ  photo/Getty Images

サポーターもスタメンの価値ありと評価

今も中盤の底でチームをコントロールするセルヒオ・ブスケッツ、シャビ2世との呼び名もしっくりくるパフォーマンスを続けているアルトゥール・メロ、そして今夏アヤックスから合流予定のフレンキー・デ・ヨングと、新たなバルセロナの中盤は完成間近だ。バランサーとして重要な役割を果たすイヴァン・ラキティッチも加えれば、バルセロナの中盤は圧倒的なポゼッションでゲームを支配できるだろう。

しかし、彼らスター軍団ばかりに目を向けるべきではない。この豪華な中盤に勝負を挑まんとするカンテラ出身の若手MFがいる。21歳のカルレス・アレニャだ。

ジョゼップ・グアルディオラが指揮していた頃はカンテラから選手を引き上げるやり方も目立ったが、最近ではデ・ヨングに大金をかけるなど外部から完成された選手を獲得することが増えた。カンテラ出身者がトップチームに割って入るのは難しくなっているが、その中でアレニャは確かな存在感を発揮している。
23日に行われたアラベス戦では貴重な先制点を記録してチームの勝利に貢献。スタメン出場の機会は限られているが、今季はリーグ戦14試合に出場するなど大きな一歩を踏み出すことに成功している。

左利きの選手ということもあり、スペイン『MARCA』はパリ・サンジェルマンMFアドリエン・ラビオの獲得は不要と指摘。アレニャが十分に仕事をこなしてくれると考えているのだ。アンケートでもアレニャがバルセロナのスタメンにふさわしいと答えた者が74%もいる結果となり、アレニャはサポーターのハートも掴んでいる。

デ・ヨングが21歳であることを考えると、アレニャはサプライズとは言えないのかもしれない。しかしサポーターの中にはカンテラ出身者のブレイクを待ち望んでいる人も多いはずで、アレニャは再びカンテラの評価を高める貴重な人材となっている。

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