日本代表もネイマールも粉砕! ロンドン五輪を制したメキシコ覚えてる?

日本も敗れたメキシコ代表 photo/Getty Images

クセ者揃いのメキシコらしいチームに

日本代表でも北京五輪世代、ロンドン五輪世代などといった呼び名が時折使われるが、U-23世代が中心となるオリンピックは今後のA代表候補を見極める重要なコンペティションでもある。オリンピックで結果を出し、そのままA代表で主力に定着していくのは1つの理想的な流れだ。

今回英『Squawka』が注目したのは、2012ロンドン五輪を制覇した当時のメキシコ代表だ。ロンドン五輪では日本もベスト4に入ったのだが、その日本を準決勝で粉砕したのがメキシコだ。大津祐樹のミドルシュートで日本が先制したところまでは完璧だったが、メキシコがその後流れを取り戻して3得点。日本のプレスをいなす技術も見事で、レベルの違いを見せられてしまった。

メキシコはその勢いに乗ったまま決勝で優勝候補のブラジル代表を撃破。当時のブラジルはチアゴ・シウバ、マルセロなどオーバーエイジの選手も豪華で、前線にはネイマール、オスカル、現在川崎フロンターレでプレイするレアンドロ・ダミアンもいた。圧倒的な優勝候補だったのだが、決勝ではメキシコに1-2で敗れてしまった。

そんな当時のメキシコでは、エクトル・エレーラ(FCポルト)、ハビエル・アキーノ(ティグレス)、マルコ・ファビアン(フィラデルフィア・ユニオン)のテクニシャン3名が中盤に揃っていた。彼らはロシアワールドカップのメンバーにも選ばれており、その技術はかなりのレベルにある。日本の選手たちが彼らのパスワークに振り回されるのも仕方がないだろう。

他にも当時最年少ながら主力だったDFディエゴ・レジェス(レガネス)、今季ウォルバーハンプトンでブレイクしているFWラウール・ヒメネスもベンチに控えていた。レジェスは残念ながら怪我でロシアワールドカップを逃したが、ヒメネスはメンバーに選ばれていた。オーバーエイジでロンドン五輪に出場していたベテランFWオリベ・ペラルタもワールドカップメンバーで、今振り返ると当時のメキシコは豪華だ。

一方、ブラジル戦に先発していながらその後のキャリアでブレイクを果たせなかった者もいる。

最終ラインのイスラエル・ヒメネス、イラム・ミエル、ダルビン・チャベスは決勝のブラジル戦で先発していたが、A代表では全く結果を残していない。ネイマール封じを任された右サイドバックのヒメネス(ティグレス)、センターバックのミエル(グアダラハラ)、左サイドバックのチャベス(FFヤロ)は3人とも欧州クラブでのプレイ経験はなく、A代表でも主力になれなかった。ミエルは昨年11月のアルゼンチン代表とのテストマッチで久々に代表でプレイしているが、ロシアワールドカップのメンバーには選ばれていない。

中盤ではホルヘ・エンリケスもブレイクを果たせなかった。エンリケスは2011年のU-20ワールドカップでもチームのベスト4入りに貢献し、自身も大会のブロンズボールに選ばれていた実力者だ。190cmものサイズを誇る大型MFとして期待されていたが、A代表でのブレイクはなかった。エンリケスにも欧州クラブでのプレイ経験はない。

彼らもA代表に絡んでくるのが理想的だったのだろうが、オリンピックで活躍したからといってA代表入りが保証されるわけではない。とはいえ当時のメキシコは11人全員に実力があり、ロンドン五輪での強烈なインパクトを記憶している人は多いはずだ。

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