影響がこんなところにも
現地時間28日、マンチェスター・ユナイテッドは昨年12月から就任していたオーレ・グンナー・スールシャール監督と新契約を締結したことを発表した。契約期間は3年とされており、クラブが同監督に対して大きな期待を寄せていることがうかがえる。
マンUを見事に復活させたスールシャールの続投は、他のチームからしてみればあまり嬉しいニュースではない。その中でも、リヴァプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクにとっては別の意味でも残念な知らせとなったようだ。
英『talkSPORT』によると、ファン・ダイクはスールシャール続投によって引っ越しを迫られるという。サウサンプトンからリヴァプールに加入して以降、ファン・ダイクが生活しているのは12年前にスールシャールが購入した物件だ。同メディアは、スールシャールが昨年12月のマンU監督就任以降、この家をファン・ダイクに貸したままの状態でホテル住まいを続けていたが、今回の新契約締結によってマイホームへの帰還を計画していることを伝えている。
ファン・ダイクからしてみれば、昨年引っ越してきてやっと街に慣れてきたタイミングでの立ち退き催促はいい迷惑なはずだ。サッカー選手が移籍の関係で転居が多くなることは仕方ないが、今回はファン・ダイク自身の去就が原因ではない。環境が突然変わることで、パフォーマンスに影響が出ないか心配だ。
一方のスールシャールは住み慣れた我が家ではないものの、ようやく腰を据えて仕事ができる態勢が整う。ファン・ダイクとは違い、彼は安らぎを得ることができるだろう。今回の引っ越し騒動で私生活が大きく変化する2人だが、これがプレミアでの戦いに影響を及ぼすことはあるのだろうか。