ナニ、フレッチャー、ルーニーまで!? マンUで過小評価されている”10人”

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ジョニー・エヴァンス photo/Getty Images

アントニオ・バレンシア photo/Getty Images

英メディアが特集

マンチェスター・ユナイテッドでは常にスター選手がプレイしてきたが、周囲が豪華すぎるがゆえに正当な評価を受けていない選手もいる。FWならクリスティアーノ・ロナウド、DFならリオ・ファーディナンドらに主役を持っていかれてしまったという選手も多いだろう。

そこで英『Squawka』は「2000年以降マンUで過小評価されている選手」と題したランキングを作成。改めてマンUに貢献した実力者たちを評価している。

10位:ジョニー・エヴァンス

現在もレスター・シティで重要な役割を担うセンターバックのエヴァンスは、今でもプレミアリーグのクラブから人気を集める実力者だ。マンUではファーディナンド、ネマニャ・ビディッチのコンビが定番となっていたが、エヴァンスが控えていることも大きかった。

9位:アントニオ・バレンシア



バレンシアは現在もマンUでプレイしている高速サイドバッカーだ。当初はクラブ伝統の7番を任され、クリスティアーノ・ロナウドの後釜と言える存在になることが期待されていた。しかしサイドハーフとしては期待通りの働きができず、ポジションを落として右のサイドバックへ。これは今季途中まで指揮していたジョゼ・モウリーニョにも好まれ、形を変えながらマンUで生き残ってきた。

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ウェズ・ブラウン photo/Getty Images

ジョン・オシェイ photo/Getty Images

8位:ウェズ・ブラウン



エヴァンスと同じパターンと言えよう。センターバックとしてワールドクラスと評価されているわけではないが、マンUでは362試合に出場。特に2007-08シーズンはフル稼働し、リーグ戦とチャンピオンズリーグのダブルを達成している。ブラウンはそれを実現できるだけの実力者で、その能力はもっと評価されるべきなのだろう。

7位:ジョン・オシェイ



エヴァンス、ブラウンと同じくオシェイもDFの選手だが、当時のマンUはサイドバックからセンターバックまでこなせる有能なバックアッパーDFが揃っていたことが大きい。オシェイは守備的MFまで担当し、ユーティリティプレイヤーとして貢献。2008-09シーズンのチャンピオンズリーグ決勝・バルセロナ戦では先発出場している。

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ダレン・フレッチャー photo/Getty Images

パク・チソン photo/Getty Images

6位:ダレン・フレッチャー



スター選手ではないが、クラブのアカデミー出身選手であるフレッチャーは時間をかけて万能型MFとして成長。ポール・スコールズやアンデルソンら中盤にはライバルも多かったが、そこで何とか生き残ってきた。派手さはないが、与えられた仕事をこなせる優秀なMFだったのは間違いない。運動量も豊富で、アレックス・ファーガソン氏好みのMFに成長していった。

5位:パク・チソン



運動量ならパク・チソンも負けていない。まるでピッチ上に12人いるかのように感じさせるほどの運動量で走り回り、あまり守備に熱心ではないロナウドらの代わりに相手へプレッシャーをかけ続けた。攻撃的なMFではあるものの、守備の出発点として機能していたことを忘れてはならない。こうした泥臭い選手がいたからこそ、ロナウドやウェイン・ルーニーが輝きを放ったのだ。

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4位:ウェイン・ルーニー



そのルーニーが4位だ。ルーニーは世界を代表するスター選手に思えるが、相棒ロナウドの存在感が凄すぎたのかもしれない。年齢を重ねるにつれて破壊力を増していくロナウドに対し、ルーニーは体型も変化するなど早熟型の選手だったと言える。キャリアの下り坂に差しかかる年齢も早く、今でもロナウドと比較されてしまうことがある。とはいえ、センターフォワードからサイドハーフ、ボランチまでこなすサッカーセンスは圧巻の一言。衰えを感じることもあったが、ワールドクラスの選手として称えられるべきだろう。

3位:ナニ



ナニはポルトガル代表でもマンUでも、ロナウドと比較されてしまうとスケールが小さくなる。しかし2009-10シーズンのチャンピオンズリーグではバイエルン相手に2発叩き込むなど、同メディアはビッグマッチで威力を発揮する選手と評価する。ベストな時期は2010年からの2年間と指摘されるなどやや短いが、サイドアタッカーとして高い能力を誇っていたのは間違いない。

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ルイ・サハ photo/Getty Images

マイケル・キャリック photo/Getty Images

2位:ルイ・サハ



今回紹介された選手の中では、マンU通算124試合に出場と所属していた期間は長くない。しかしティエリ・アンリ2世とも騒がれていたフランス産のアタッカーは2004年にマンUヘ加入し、ルート・ファン・ニステルローイを脅かす存在までになった。サハの方がファン・ニステルローイより機動力に優れており、それがロナウドやルーニー、カルロス・テベスらと合っていたと評価されている。

1位:マイケル・キャリック



未だにマンUには中盤でリズムを作る司令塔がいないとも言われているが、その役割をこなせるのがキャリックだった。フレッチャー、アンデルソン、オーウェン・ハーグリーブスなど誰と組んでも中盤の支配者として君臨。バルセロナでいうシャビ・エルナンデスのような存在となり、マンUでは463試合に出場してリーグ制覇5回、チャンピオンズリーグ、リーグカップ3回、FA杯など数多くのタイトルを勝ち取っている。同じ中盤としてスコールズと同等に扱われるべき選手かもしれない。


今のチームにも豪華な選手が揃っているものの、オシェイやフレッチャー、パク・チソンのような「いぶし銀」と言える選手は多くない。チームの哲学を理解する万能戦士が多かったのは明らかに当時の方だ。これは大量に資金を投じれば揃えられるわけではない。アカデミーが機能していたこともファーガソン氏が大成功を収めた大きな理由だ。

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