スアレスの決定力が落ちた? ”世界最高の点取り屋”に疑問「彼は酷かった」

バルセロナのスアレス photo/Getty Images

リヨン戦はスコアレスドロー

19日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでリヨンと対戦したバルセロナは、何度かあった決定機を活かせずスコアレスドローで終えた。アウェイでの戦いだったことを考えると、この結果はバルセロナにとって悪いものではない。何より彼らにはカンプ・ノウがある。今季もスペイン国王杯で示しているように、ホーム&アウェイの戦いにおいてバルセロナはカンプ・ノウで異常な強さを見せている。

しかし、英『Squawka』は1人の選手を心配している。バルセロナのFWルイス・スアレスだ。スアレスはバルセロナ不動のセンターフォワードであり、ワールドクラスの点取り屋と知られている。しかし、決定力に陰りが見えてきているのではと指摘されているのだ。

同メディアは「ビッグゲームでの勝負強さをスアレスは失ったのか?」と伝え、このゲームの敗者にスアレスをピックアップしている。その一方でリヨンDFジェイソン・デナイエルを勝者に挙げており、リヨン守備陣の奮闘は大きかった。ただ、バルセロナにチャンスがなかったわけではない。リヨンが露骨に引きこもらなかったこともあり、バルセロナが中盤で前を向く機会は何度もあった。しかし、何度かあった決定機を活かせなかった。
「先日のバリャドリード戦でスアレスは脅威を与えたが、得点は決められなかった。なぜなら彼のフィニッシュがショッキングなものだったからだ。それはフランスでの今夜も同じ。デナイエルのプレイは良かったが、スアレスは酷かった」

同メディアはこのように伝えており、スアレスの得点力に満足していない。今季もリーグ戦でここまで15得点を奪っているため、シーズンを通して悪いわけではない。ただ、少し得点ペースに波があるのは事実だ。また、同メディアの指摘通りビッグゲームや得点が欲しい試合でネットを揺らす機会が少ない。

例えば1-2で敗れた9月のレガネス戦、3-4で敗れた11月のレアル・ベティス戦、1-1のドローに終わった11月のアトレティコ・マドリード戦、2-2のドローに終わった2月のバレンシア戦、レアル・マドリードと1-1で引き分けたスペイン国王杯・準決勝1stレグなど、ここぞという場面で得点を奪うことができていない。

今もリーグ戦では4試合連続で得点がなく、ここ最近のパフォーマンスは少々気になるところだろう。最後のところで必死に足を出したリヨン守備陣のことも称えるべきだろうが、カンプ・ノウで迎える2ndレグでは自慢の攻撃力でリヨンをねじ伏せられるのか。ダークホース候補とはいえ、リヨン相手のスコアレスドローにサポーターも少し不安を抱いているはずだ。

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