次節は強敵マンCと
今節マンチェスター・ユナイテッドに敗れてしまったチェルシーは、プレミアリーグで5位に転落してしまった。4位トッテナムとは勝ち点差が2離れているが、トップ4から漏れることは絶対に許されない。チャンピオンズリーグ出場権を失えば2015-16シーズンの二の舞になってしまう。
英『Daily Mail』もチェルシーがトップ4に入れるか不安視しているが、大切なのはここからだ。まずチェルシーは4日に首位マンチェスター・シティとアウェイで対戦することになっており、万が一ここで黒星となれば本格的にトップ4漏れの危険が出てくる。また、チェルシーはまだ3位リヴァプールと4位トッテナムとの直接対決を残している。しかもどちらもホームで戦うことができ、ここでしっかり叩くことがトップ4入りの条件となるだろう。
ただしチェルシーはまだFA杯も残っており、スケジュール的な側面も気になるところ。同メディアはエースのエデン・アザールがやや疲れてきているのではないかと感じているようで、チャンピオンズリーグを含めフル稼働の影響でシーズン終盤にパフォーマンスが落ちる可能性は十分に考えられる。今節のマンU戦でも大きなインパクトは残せないまま途中交代しており、ここは不安材料だ。
さらに同メディアはセンターフォワードの問題も残っていると伝えており、マンU戦で14度もボールをロストしたアルバロ・モラタの出来に納得していない。モラタは前線でボールを上手く収めることができず、攻撃の形を作れなかった。今冬にはオリヴィエ・ジルーも獲得しているだけに、指揮官アントニオ・コンテは攻撃陣の再編をする必要がありそうだ。
2015-16シーズンに続いてチャンピオンズリーグ出場権を逃せば悪夢だが、コンテはこの危機を回避できるのか。残り10試合を全勝で乗り切るくらいの勢いが欲しいところだ。