白熱のビッグロンドン・ダービーは痛み分け 悔しさをにじませたコンテ監督

悔しさをにじませたコンテ監督 photo/Getty Images

後半ATに同点弾を許したチェルシー

3日にプレミアリーグ第22節が行われ、アーセナルがチェルシーをホームのエミレーツ・スタジアムへ迎え入れた。

注目のビッグロンドン・ダービーは、序盤からめまぐるしく攻守が切り替わり、一進一退の攻防を見せる両チーム。しかし、互いの守護神がいく度となくファインセーブを披露し、前半をスコアレスで折り返した。だが後半に入り、63分にジャック・ウィルシャーの今季リーグ戦初ゴールで均衡が破られると、一気に試合が動き出す。

アーセナルに先制点を奪われたチェルシーがすぐさま反撃に出ると、エデン・アザールがエリア内で倒されPKを得る。これを自ら落ち着いて決め、67分に振り出しに戻した。さらにチェルシーは84分、大きなサイドチェンジから右サイドでボールを受けたダビデ・ザッパコスタがクロスを入れる。これをニアへ走りこんだマルコス・アロンソが合わせ、チェルシーが勝ち越しに成功した。
試合はこのままチェルシーの勝利で終わるかと思われた。しかし、後半アディショナルタイム、左クロスのクリアボールにエクトル・ベジェリンが反応。エリア内のやや中央右からダイレクトで放ったシュートはゴール左に突き刺さり、アーセナルがなんとか2-2に持ち込みホームの意地を見せた。

試合後、インタビューに応じたチェルシーのアントニオ・コンテ監督は「見ていた人々からしたら、エキサイティングな試合になったんじゃないかな」と述べつつも「我々にとってはそうではない。残り2分までは、我々が2-1で勝っていたからね。勝たなければならない試合だった。特にアーセナルのような素晴らしいチームが相手なら尚更だ」と悔しさをにじませた。クラブの公式サイトなどが伝えている。

ただ「選手たちも残念がっているし、私も同じ気持ちだ。しかし、パフォーマンスは素晴らしかったし、インテンシティも持ってプレイできていた」とも話しており、白熱した試合を繰り広げた選手たちを称賛。中でも、2点目のゴールを挙げたアロンソについて「私はウイングバックに、ボックス内を埋めることと得点を取ろうとすること、これらを忘れないことを求めてきた。彼は頭でもFKでもゴールを奪うことができる。彼にとって今は素晴らしい時期だし、自信もついてきているんじゃないかな。私は彼にとても満足しているよ」とコメントしている。

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