メッシとロナウドのバロンドールにはもう飽きた!? 英メディアが2016年のバロンドール候補8名を大予想
2015年を発表したばかりなのに……
バルセロナFWリオネル・メッシが予想通りバロンドールを獲得し、2015年も特に目立ったサプライズはなかった。すでにメッシとクリスティアーノ・ロナウドが同賞を獲得する流れに周囲は飽きており、新しい風が吹かないかと期待している。英『スカイ・スポーツ』は発表の翌日から2016年にバロンドールを獲得する選手を予想しており、早くも8選手を候補に挙げている。気が早すぎるようにも思えるが、メッシとロナウドに支配されたバロンドールを解放するのは誰になるのか。
1.ルイス・スアレス(バルセロナ)
今回の最終候補はMSNの3人で埋められるべきだったとの意見があるように、スアレスはネイマールと並んでバロンドールに最も近い男の1人と言えよう。今季もリーガ・エスパニョーラで得点ランク首位に立っており、この勢いを維持できれば可能性はある。
2.ポール・ポグバ(ユヴェントス)
今季序盤戦こそ少し出遅れたものの、サンプドリア戦で見せたボレーシュートは彼らしい動きだった。その才能に疑いの余地はなく、現在世界最高のMFの1人だ。すでにセリエA制覇も経験しており、昨季はチャンピオンズリーグでも決勝に進出した。タイトルと無縁でもないため、最終候補に入ってもおかしくはない。
3.ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)
こちらはかなり厳しいかもしれない。2014ワールドカップで世界に衝撃を与えたところまではよかったが、レアルではポジション争いに苦労している。タイトルを獲得しやすいクラブに所属しているだけに、まずは定位置を確保することから始める必要がある。
4.ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)
マンチェスター・シティのエースへと成長しつつあるデ・ブライネは、今年のEURO2016でも活躍が期待されている。ベルギー代表は優勝も狙える陣容を抱えており、代表でタイトルを獲得できれば可能性はさらに広がるはずだ。マンCでのチャンピオンズリーグ獲得が想像しにくいため、バロンドールを獲得するには代表チームでの活躍が必須条件となる。
5.メスト・エジル(アーセナル)
プレミアリーグのアシスト記録を塗り替えようとしているエジルもバロンドールを獲得するにふさわしい。ゴールに比べるとアシストが評価されにくいのは事実だが、現在彼のプレイビジョンは世界一と言っても過言ではない。同メディアは、エジルがバロンドールを獲得するためにはもう少し自分勝手なプレイをする必要があると伝えている。
6.ガレス・ベイル(レアル・マドリード)
クリスティアーノ・ロナウドに代わるレアルのエースになろうとしているベイルは、チームでもバロンドールでもロナウドの後釜に座るかもしれない。これまではレアルでのプレイに苦労していたが、今季の彼は一味違う。ウェールズ代表として戦うEURO2016も印象的で、今年は彼が主役の1年になるかもしれない。
7.ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)
バイエルンでゴールを量産しているレヴァンドフスキは、ジョゼップ・グアルディオラ体制の集大成となる今季にチャンピオンズリーグを獲得する可能性がある。得点数でもメッシやロナウドを上回ることは充分可能で、単純に得点数を見るのであればレヴァンドフスキもバロンドール候補に入ってくるはずだ。
8.エデン・アザール(チェルシー)
チェルシーで不遇の時期を過ごしているものの、才能だけならメッシやロナウドにも引けを取らない逸材だ。ドリブルの正確性と相手をかわす確率ならロナウドを大きく上回っており、新世代のアタッカーだ。デ・ブライネ同様、今年はベルギー代表でEURO2016のタイトルを獲得する可能性があり、10番を背負うアザールが暴れられればバロンドールも見えてくる。
これに加えて2015年の3位に入ったネイマールを加えた9人が2016年のバロンドール候補ととなってくるだろう。獲得するにはメッシとロナウドにもう少し眠っていてもらう必要があるものの、彼らにまったく敵わない時代でもなくなっている。2人からバロンドールを奪うのは誰なのか、すでに同メディアは2016年のバロンドールに期待している。