ドイツ人選手の宿命? ルーニー氏が元同僚とヴィルツの類似性を指摘 「彼もプレミアリーグのテンポに驚いていた」

リヴァプールのフロリアン・ヴィルツ photo/Getty Images

前節待望のプレミア初ゴール

27日(現地時間)に行われたプレミアリーグ第18節ウォルバーハンプトン戦で、リヴァプールのフロリアン・ヴィルツがプレミアリーグ初ゴールを決めた。今年夏にビッグクラブが争奪戦を繰り広げた末に鳴り物入りでリヴァプールに加入したものの、ここまでプレミアリーグでは無得点が続き、期待外れと批判に晒されていた中での待望の初ゴールだった。

もっとも、カイ・ハーフェルツやクリストファー・エンクンクなどブンデスリーガからプレミアリーグに挑戦したが、ヴィルツ同様に1年目は結果を出すのに苦労したという選手はこれまでにもいた。世界最高峰と言われるプレミアリーグのレベルに適応するのは一流プレイヤーとて簡単ではなく、時間を要するのは決して珍しくない。

元イングランド代表のウェイン・ルーニー氏も、自身がかつて一緒にプレイしたドイツ人プレイヤーの様子から、ヴィルツがプレミアリーグで初ゴールを決めるまで約4カ月かかったことも仕方ないと考えているようだ。イギリス国営放送『BBC』の番組に出演した同氏は、以下のように語っている。

「ヴィルツを見ていると、バスティアン・シュバインシュタイガーがマンチェスター・ユナイテッドに来た時のことを思い出す。彼もプレミアリーグのテンポに驚いていた。彼はボールを持って、試合をペースダウンすることを好むタイプだったからね。プレミアリーグに慣れるまで時間が必要という選手も時々いるんだよ」

「でもヴィルツは、トップクラスのプレイヤーであるという兆候を見せている。だからリヴァプールで活躍できる可能性はあると思う」

リヴァプールの次戦は、元旦に行われるリーズ戦。初ゴールを決めて呪縛から解き放たれたヴィルツがどのようなプレイを見せるのかが最大の注目点となりそうだ。

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