リヴァプールで頼りになる“PK男” わずか67試合で4度のPK戦勝利と6本のセーブを記録

頼りになる第2GKのケレハー Photo/Getty Images

後継者はジョージア代表

リヴァプールの興味深い記録が『THE Sun』で紹介された。アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーが、クラブ史上最多となるPK戦4勝と、最多6本のPKセーブを記録したのである。出場試合数はわずか67試合。トップチームの正守護神ではないバックアッパーとしては異例の快挙である。

26歳のケレハーは2015年夏、リヴァプールの下部組織に加入。その約4年後にトップチームへ昇格した。長らくブラジル代表GKアリソンの控えに甘んじてきたが、限られた出番で存在感を示し続けてきた。

2024-25シーズンはプレミアリーグで10試合に出場。さらにチャンピオンズリーグとカラバオカップで計4試合、FAカップで2試合と、公式戦計20試合でゴールマウスを守った。その中で幾度となく勝負強さを発揮。リヴァプールファンにとって「頼れる男」としての地位を築いている。

しかし、そんなケレハーの立場にも変化の兆しがある。クラブは昨夏、スペインのバレンシアからジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを獲得済みで、同選手は2025年7月から加入予定となっている。リヴァプールが将来的な守護神候補として見据える存在のようだ。

ケレハー自身は出場機会を求めて移籍を志す可能性もある。もし今夏クラブを離れることになれば、その去就と同時に、ママルダシュヴィリがどれだけ早く適応できるかが新シーズンのGK陣における最大の注目点となる。ケレハーが築いた“PK男”の伝説は、簡単には塗り替えられそうにない。

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