EL獲得したらバスパレードのかわりにチームでBBQ? マンUはファンを置き去りにしていると批判も「ファンを無視するな」

B・フェルナンデスは主将としてチームをトロフィーに導けるか Photo/Getty Images

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ビッグタイトルに迫るマンU

UEFAヨーロッパリーグの決勝戦は、トッテナムとマンチェスター・ユナイテッドのプレミアクラブ対決となった。どちらもプレミアリーグではまさかの下位に沈んでおり、マンUは16位、トッテナムは17位と降格圏ギリギリ。今季の昇格組があまりに力不足だったため降格自体の心配はないが、ファンにとって到底満足できる結果ではない。

それだけに、ELのタイトルを獲ることは非常に重要となる。勝てば来季のCL出場権を獲得。負ければ指揮官解任もありうる。この一戦を勝つのか負けるのかで大違いのシーズンとなる。

そんな状況にあるマンUだが、ELを優勝した場合バスパレードを行わず、代わりの祝賀会として練習場でチームBBQをするというニュースが流れてきた。そもそもマンUはバスパレードをあまり行わない。2017年にELを優勝したときも、昨季FA杯を獲ったときも行っていない。しかしアーセナルやアストン・ヴィラで活躍したポール・マーソン氏は、これはファンを置き去りにする行為ではないかと『sky sports』で批判した。
「トロフィーは次々と手に入るようなものではない。マンチェスター・ユナイテッドにとって(リーグ制覇は)遠い未来の話だ。今のうちに楽しんでおくべきだ」

「私に言わせれば、それ(BBQ)はちょっとした傲慢さだ。今、BBQをやろうとするなら、ファンのことを考えろ! パレードが始まったら、それが正しかったかどうかがわかる。ファンを無視するな。ファンのためにやるのだから」

「パレードはぜひやるべきだ。彼らはトロフィーを獲得できると思うし、もし獲得できればアーセナルよりも多くのものを勝ち取ったことになる。アーセナルも(ELを優勝したら)パレードを喜んで開催するだろう。トロフィーを獲得するのは難しいことだから、それを軽視しないでほしい。本当に難しいことなのだから」

欧州屈指のビッグクラブたるマンUにとって、ELのトロフィーというものは実際のところ心から欲するものではないのかもしれない。しかしせっかくファンとともに祝うチャンスがあるのに、それをみすみす逃すのは誠実な態度ではないとマーソン氏は考えているようだ。

果たしてマンUは3季連続となるカップ戦のトロフィーを獲得できるのか。注目の決勝戦は日本時間5月22日の早朝4:00から行われる。

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