衰えを指摘されてきた33歳・カゼミロは復活したのか ここ5ヶ月ほどで体を絞ってキレ向上

ELでも重要戦力となっているカゼミロ photo/Getty Images

守備的MFとして頼れる存在に

先週行われたヨーロッパリーグ準決勝1stレグでアスレティック・ビルバオを3-0で撃破し、決勝進出へ有利な状況にあるマンチェスター・ユナイテッド。その中盤を引き締めるのは、33歳を迎えているベテランMFカゼミロだ。

カゼミロは昨季のパフォーマンスが不安定だったこともあり、すでにピークを過ぎたとの声も多く出ていた。しかし今季途中からスタートしたルベン・アモリム体制では中盤の重要戦力になっていて、ELではリヨンとの準々決勝2ndレグでも120分間を戦い抜いた。

英『Manchester Evening News』は、カゼミロのパフォーマンス改善の理由に『スリム化』を挙げている。ここ4、5ヶ月でかなり体重を絞ったようで、それがキレ向上に繋がっているとの見方だ。

ビルバオ戦でもチームトップとなる10.55kmの走行距離を記録していて、アモリムの[3-4-2-1]システムにも合っている。レアル・マドリードでチャンピオンズリーグを3連覇するなど経験値は抜群なだけに、EL制覇へマンUのキーマンの1人と言える。

英『GIVE ME SPORT』は年齢的な問題もあり、高い位置からプレスをかけるスタイルで力を発揮するのは難しくなりつつあると伝えている。しかしアモリムはより深い位置でカゼミロを起用しており、最終ライン前での守備は信頼できると評価する。

ビルバオ戦1stレグでは貴重なゴールも決めているが、スリム化に成功したカゼミロは完全復活となったのか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.304 Jリーグ新時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ