ブンデスリーガ年間MVPヴィルツに独代表OBバラックが太鼓判 「間違いなくレアルでも通用する」

レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツ photo/Getty Images

今季一気にブレイク

今季のブンデスリーガではレヴァークーゼンが無敗で優勝を決め、同クラブのMFフロリアン・ヴィルツが今季の年間MVPに選出された。

2003年5月生まれで現在21歳、ブンデスリーガ史上3番目の年少記録となる17歳15日でのプロデビューという記録も持つヴィルツは、プロ入り4季目にあたる今季一気にブレイク。今季公式戦48試合に出場して18ゴール20アシストを記録するなどレヴァークーゼンの攻撃に欠かせぬ牽引役として無敗優勝に大きく貢献した。

21歳にしてブンデスリーガのベストプレイヤーとなったヴィルツに対しては、かつてバイエルン・ミュンヘンやドイツ代表で活躍したミヒャエル・バラック氏も称賛の言葉を惜しまない。同氏は、ドイツ紙『Sport Bild』とのインタビューの中でヴィルツについて以下のように絶賛している。
「彼は、ボールを持っている時も持っていない時も素晴らしいインテリジェンスを発揮しているし、チームのために献身的に守備もしている。そうしたことは、彼のような才能豊かな選手達が軽視しがちなことなんだけどね」

また、ヴィルツをめぐっては既にレアル・マドリードをはじめとした欧州のビッグクラブが獲得を検討しているとも報じられているが、今すぐにでもビッグクラブで活躍できるだけの実力がヴィルツには既に備わっているとバラック氏は考えているようだ。

「サッカー選手としての能力を考えれば、ヴィルツは間違いなくレアルでも通用するよ。ボルシア・ドルトムントからレアルに加入した後のジュード・ベリンガムについて考えてみてほしい。選手というのは、より優秀なチームメイトと一緒にプレイすることでさらに成長するものなんだ」

ヴィルツは2027年6月末までレヴァークーゼンとの契約が残っていて、少なくとも来季は引き続きレヴァークーゼンでプレイする可能性が濃厚と見られている。バラック氏も認める才能と献身性を来季も発揮することができれば、2シーズン連続MVPも十分に狙えるだろう。

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